1.42 DTKO365S.EXE (Office 365 API サブスクリプション設定コマンド)

機能説明

Office 365 管理アクティビティ APIを利用して、Microsoft Teamsの監査ログへアクセスするためのサブスクリプションを設定します。引数なしでコマンドを実行した場合は現在の設定を出力します。

記述形式（サブスクリプションを開始する場合）

DTKO365S.EXE /A /TenantID:テナントID /PrimaryDomain:プライマリドメイン /ClientID:クライアントID /ClientSecret:クライアントシークレット

記述形式（サブスクリプションを停止する場合）

DTKO365S.EXE /D /TenantID:テナントID /PrimaryDomain:プライマリドメイン /ClientID:クライアントID

記述形式（サブスクリプションを更新する場合 - [クライアントIDとクライアントシークレットの更新]）

DTKO365S.EXE /U /TenantID:テナントID /PrimaryDomain:プライマリドメイン /ClientID:クライアントID /NewClientID:新しいクライアントID /ClientSecret:新しいクライアントシークレット

記述形式（サブスクリプションを更新する場合 - [クライアントシークレットの更新]）

DTKO365S.EXE /U /TenantID:テナントID /PrimaryDomain:プライマリドメイン /ClientID:クライアントID /ClientSecret:新しいクライアントシークレット

記述形式（現在の設定を表示する場合）

DTKO365S.EXE

オプション

/A：

サブスクリプションを開始します。

/TenantID、/PrimaryDomain、/ClientID、/ClientSecret オプションの指定が必要です。
/TenantID、/PrimaryDomain、/ClientIDが同じ設定がすでに存在する場合、コマンドはエラーを返します。

/D：

サブスクリプションを停止します。

/TenantID、/PrimaryDomain、/ClientID オプションの指定が必要です。

/U：

サブスクリプションを更新します。

/TenantID、/PrimaryDomain、/ClientIDが同じ設定が存在する場合、クライアントシークレットを変更できます。
/TenantID、/PrimaryDomainが同じ設定がある場合、クライアントIDとクライアントシークレットを変更できます。

/TenantID：

Azure ADのテナントIDを指定します。

/PrimaryDomain：

Azure ADのプライマリドメインを指定します。

/ClientID：

Azure ADへアプリケーションを登録した際に発行(自動生成)されたクライアントIDを指定します。

/NewClientID：: 変更する新しいクライアントIDを指定します。

/ClientSecret：

Azure ADへアプリケーションを登録した際に生成したクライアントシークレットを指定します。

※クライアントシークレットの有効期限が切れると、コンプライアンスセンターからDTKへの監査ログの取得ができなくなります。有効期限が切れる前にクライアントシークレットを更新して、再登録してください。

復帰値

[ERRORLEVEL] 0 :: 正常終了

[ERRORLEVEL] 0以外 :: 異常終了

コマンド格納場所

<管理サーバインストールフォルダ>\bin

実行に必要な権限/実行環境

ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属するユーザーまたは、ドメインのDomain Adminsグループに所属するユーザーで行ってください。
管理サーバ/統合管理サーバ上で実行してください。

使用例

【Office 365 API サブスクリプションを開始する場合の使用例】

C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\bin> DTKO365S.exe /A /TenantID:cd3c0807-0060-4347-81b9-xxxxxxxxxxxx /PrimaryDomain:xxxxxx.onmicrosoft.com /ClientID:f6e7ca90-bf1c-49b1-a26b-xxxxxxxxxxxx /ClientSecret:w3y*********************************
[DTKO365S-INF0001]: Office 365 API サブスクリプションを開始しました。
テナントID        : cd3c0807-0060-4347-81b9-xxxxxxxxxxxx
プライマリドメイン: xxxxxx.onmicrosoft.com
クライアントID    : f6e7ca90-bf1c-49b1-a26b-xxxxxxxxxxxx

【Office 365 API サブスクリプションを停止する場合の使用例】

C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\bin> DTKO365S.exe /D /TenantID:cd3c0807-0060-4347-81b9-xxxxxxxxxxxx /PrimaryDomain:xxxxxx.onmicrosoft.com /ClientID:f6e7ca90-bf1c-49b1-a26b-xxxxxxxxxxxx
[DTKO365S-INF0002]: Office 365 API サブスクリプションを停止しました。
テナントID        : cd3c0807-0060-4347-81b9-xxxxxxxxxxxx
プライマリドメイン: xxxxxx.onmicrosoft.com
クライアントID    : f6e7ca90-bf1c-49b1-a26b-xxxxxxxxxxxx

【Office 365 API サブスクリプションのクライアントID、クライアントシークレットを変更した場合の使用例】

C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\bin> DTKO365S.exe /U /TenantID:cd3c0807-0060-4347-81b9-xxxxxxxxxxxx /PrimaryDomain:xxxxxx.onmicrosoft.com /ClientID:f6e7ca90-bf1c-49b1-a26b-xxxxxxxxxxxx /NewClientID: f6e7ca90-bf1c-49b1-a26b-yyyyyyyyyyyy /ClientSecret:w4y*********************************
[DTKO365S-INF0003]: Office 365 API サブスクリプションのクライアントIDとクライアントシークレットを更新しました。
テナントID        : cd3c0807-0060-4347-81b9-xxxxxxxxxxxx
プライマリドメイン: xxxxxx.onmicrosoft.com
クライアントID(旧): f6e7ca90-bf1c-49b1-a26b-xxxxxxxxxxxx
クライアントID(新): f6e7ca90-bf1c-49b1-a26b-yyyyyyyyyyyy

【Office 365 API サブスクリプションのクライアントID、クライアントシークレットを変更した場合の使用例】

C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\bin> DTKO365S.exe /U /TenantID:cd3c0807-0060-4347-81b9-xxxxxxxxxxxx /PrimaryDomain:xxxxxx.onmicrosoft.com /ClientID:f6e7ca90-bf1c-49b1-a26b-xxxxxxxxxxxx /ClientSecret:w4y*********************************
[DTKO365S-INF0004]: Office 365 API サブスクリプションのクライアントシークレットを更新しました。
テナントID        : cd3c0807-0060-4347-81b9-xxxxxxxxxxxx
プライマリドメイン: xxxxxx.onmicrosoft.com
クライアントID    : f6e7ca90-bf1c-49b1-a26b-xxxxxxxxxxxx

注意

クライアントシークレットの有効期限が切れた場合でもコンプライアンスセンターで監査ログは収集されますが、コンプライアンスセンターからDTKへの監査ログの取得ができなくなります。

クライアントシークレットの有効期限は最長2年です。有効期限が切れる前にクライアントシークレットを更新して、再登録してください。