CTのインストール方法について説明します。
なお、「Systemwalker Desktop Patrol CS」または「Systemwalker Desktop Patrol DS」をインストールしたPCには、「Systemwalker Desktop Patrol CT」が一緒にインストールされます。
CTの導入方法には、以下の方法があります。それぞれの概要については、“1.4 クライアント(CT)の導入方法を決定する”を参照してください。
単体インストールによる導入
ウィザード形式のインストール
サイレントインストール
Active Directory環境でインストールする
CTのキッティング展開による導入
注意
CT登録パスワードについて
CT登録パスワードを使用する場合は、サーバ管理者がカスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)でCT登録パスワードを有効化してください。CT登録パスワードは、接続サーバ(CS/DS)単位に設定できます。カスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)の詳細については、“リファレンスマニュアル”を参照してください。
なお、CTの展開が完了したあとは、カスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)でCT登録パスワードを変更することを推奨します。
CT登録パスワードを有効化している場合は、CT上で登録パスワードの設定が必要になります。
注意
書き込み保護が「有効」なPCについて
BIOSの再起動パスワードは利用できません。
書き込み保護が「有効」なPCは、書き込み保護の設定を変更するために、Windowsを数回再起動します。 そのため、BIOSの再起動時にパスワードを要求する設定はOFFにしてください。
パスワード設定があると、BIOSのパスワード入力画面で停止し、その後の処理が継続できなくなります。
なお、BIOSの起動時パスワードは設定してください。
編集中のファイルがあった場合、更新内容が破棄されます。
PCの書き込み保護の設定を変更するために、Windowsを再起動します。そのため、編集中のファイルの更新内容が破棄されます。
注意
インストール完了時に、OSの再起動が必要とのメッセージが表示された場合、OSを「再起動」させてください。
高速スタートアップ機能が有効な環境でインストールを完了させるためには、OSの「再起動」が必要です。OSの「シャットダウン」ではインストールが完了しない場合があります。
インストール完了後に、CTインストーラを削除してください。
ポイント
書き込み保護が「有効」なPCでは、以下のファイルを書き込み保護対象外に設定してください。
<DTPインストールディレクトリ>\invcl\env\ClientPolicy
<DTPインストールディレクトリ>\invcl\env\ClientProperty
<DTPインストールディレクトリ>\invcl\env\cmprdinv.ini
<DTPインストールディレクトリ>\invcl\env\UniqueID.dat
<DTPインストールディレクトリ>\invcl\env\tasklist.env
<DTPインストールディレクトリ>\invcl\env\FileDistribute.env
書き込み保護が「有効」なPCでCT稼働状況ログを収集する際は、以下のフォルダを書き込み保護対象外としてください。
<DTPインストールディレクトリ>\FJSVsbtrsc\data\log
書き込み保護対象外と設定しなかった場合、以下の情報が参照できません。
CT稼働状況ログ
logcheckコマンドの「稼働状況」
logcheckcsコマンドの「稼働状況」
書き込み保護が「有効」なPCでWSUS連携機能を使用してセキュリティパッチを配信する場合は、以下のレジストリを書き込み保護対象外としてください。
レジストリ
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate 配下
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeliveryOptimization\Config 配下