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Interstage Navigator ServerV9.6.0 ユーザーズガイド(Windowsクライアント編)
FUJITSU Software

4.5.7 ABC集計の指定方法

ABC集計は、累積構成比に対する境界値を指定して、A、B、Cの3つにランク付けを行います。

Navigatorでは、商品分類別、店舗別などの売上額全体を、任意の数で等分割して、ランク付けすることもできます。

この場合は、[データ項目の詳細設定]画面の[集計方法]で[ランク集計]をチェックし、全体の分割数を指定して、問い合わせを行います。

ABC集計の指定方法を、以下に示します。

  1. [データ]に貼り付いたデータ項目をダブルクリックします。

    →[項目の詳細指定]画面が表示されます。

  2. [集計方法]タブをクリックして集計方法を指定します。

  3. [ABC集計]をチェックします。

  4. [表側]フィールドに複数の管理ポイントが指定されている場合、「加工する単位」を基準としてランク付けします。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    [レイアウトの指定]画面で[OK]ボタンを押した時に、ABC集計を行うためのランクの定義がない場合、以下のエラーが表示されます。

    ここで、[OK]ボタンをクリックすると[表のオプション指定]画面が表示されます。[オプション指定]画面でABC集計のランクの定義を行ってから、再度問い合わせを実行してください。

ポイント

  • ABC集計では、値の大きい順に累積構成比を作成してランク付けします。

  • 値が同じ場合は、カテゴリの並び順にランク付けされます。

  • 境界値までに属するランクが複数存在する場合、表示されるラベルは最初のランクが表示されます。

  • ABC集計の結果、問い合わせ表に表示されるランクの列のデータ型は文字型になります。

  • ABC集計を行う場合、データ項目の集計値は、正の値である必要があります。ただし、カテゴリや、中計、総計の値に負となるものがある場合もそのまま計算を行います。(計の値が負となる場合、すべてのカテゴリがAランクで表示されることがあります。)

  • ABC集計のラベルに引用符(')を含める場合には、引用符を2つ連続して記述してください。問い合わせ結果では、1つの引用符として表示されます。

注意

  • ABC集計を指定した項目は、累積、構成比、ランク集計、中計・総計との差を集計、の指定はできません。

  • 複数のデータ項目には指定できません。