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Interstage Navigator ServerV9.6.0 ユーザーズガイド(Windowsクライアント編)
FUJITSU Software

3.8.1 作成するレポートイメージ

作成するレポートのイメージを以下に示します。

基本となるレポート

一定期間内の初在庫、期間内の入荷と出荷、末在庫を並べて示すことで、商品の在庫状況がどのように変化したかを把握するためのレポート(ストックフロー型レポート)です。

ポイント

従来、商品や店舗といった、同じ縦軸(表側)に対して、違う横軸・条件・データでの集計を行ったレポートを作成するには、複数枚のレポートを、それぞれの数分だけ問い合わせを行って作成し、後から結合するといった方法を取ってきました。

「マルチクロスレポート」では、複数のデータレポート(マルチクロスレポート)を一度の操作で集計できます。

今回の例では、Navigatorの1回の問い合わせで、3枚のレポートを作成し、Excelを使って、自動的に1枚のレポートに結合します。

表側は、「品名」を固定軸とします。表頭は、初在庫、入荷/出荷、末在庫の3種類を、それぞれ指定します。データは、初在庫、末在庫の在庫データと、入荷/出荷のデータとを、それぞれ指定します。

また、この例のように、特定期間での商品の在庫量の分析といった、ストックフロー型レポートを作成する場合は、期首期末条件(時間フィールドに指定した時間型管理ポイントの期間)を指定し、ストックデータ・フローデータの期間をそれぞれ設定して、レポートを作成します。期間の設定は、ワンタッチで行うことができます。