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Interstage Navigator ServerV9.6.0 ユーザーズガイド(Windowsクライアント編)
FUJITSU Software

2.2.4 作成したレポートの分析

Navigatorで作成したレポートから、ドリリングやスライス&ダイスといったOLAP特有の機能を利用することができます。

以下に、ドリリングの分析方法の例を示します。分析方法の詳細は、“第7章 問い合わせ結果を詳しく分析する”を参照してください。

以下の操作説明は、[Navigator Windowsクライアント]画面に問い合わせ結果が表示されている状態から説明しています。

  1. 詳細化したくくりでの集計

    [AV]を右クリックし、[ドリルステップ]を選択します。

    →本店のAV詳細商品別の売上表が表示されます。

    「AV」の中でも、「テレビ」の売り上げが良かったことがわかります。


  2. 集計結果から明細表への落とし込み

    データベースには、1件1件の取り引きに対する伝票データ(明細)が入っています。

    したがって、集計の結果から、1件1件の明細表までたどることができます。

    本店当月度のエアコンの売上明細を取り出して、売り上げが良かった理由を調べてみます。

    [本店]、[AV]、[テレビ]の2003年3月度の売上額データを右クリックし、[ドリルディテイル]を選択します。

    [ドリルディテイル]では、集計値の内訳データを表示させることができます。

    →[明細表の項目の選択]画面が表示されます。


  3. 明細表に表示する項目の指定

    1. 売上額に関して、見たい項目を選択します。データ項目から[取引番号]、[取引日]、[商品タイプ]、[メーカ名]、[個数]を選択して、[データ]フィールドの[売上額]の左側へドラッグ&ドロップします。

    2. [データ]フィールドの[粗利益]を削除します。

    3. [表側]フィールドの項目を、すべて削除します。


  4. 明細表の確認

    明細表に表示する項目を選択したあと、[OK]ボタンをクリックします。

    →本店での、3月度のテレビ売上明細が表示されます。

  5. 集計結果を閉じます。