Navigatorで作成したレポートから、ドリリングやスライス&ダイスといったOLAP特有の機能を利用することができます。
以下に、ドリリングの分析方法の例を示します。分析方法の詳細は、“第7章 問い合わせ結果を詳しく分析する”を参照してください。
以下の操作説明は、[Navigator Windowsクライアント]画面に問い合わせ結果が表示されている状態から説明しています。
詳細化したくくりでの集計
[AV]を右クリックし、[ドリルステップ]を選択します。
→本店のAV詳細商品別の売上表が表示されます。
「AV」の中でも、「テレビ」の売り上げが良かったことがわかります。
集計結果から明細表への落とし込み
データベースには、1件1件の取り引きに対する伝票データ(明細)が入っています。
したがって、集計の結果から、1件1件の明細表までたどることができます。
本店当月度のエアコンの売上明細を取り出して、売り上げが良かった理由を調べてみます。
[本店]、[AV]、[テレビ]の2003年3月度の売上額データを右クリックし、[ドリルディテイル]を選択します。
[ドリルディテイル]では、集計値の内訳データを表示させることができます。
→[明細表の項目の選択]画面が表示されます。
明細表に表示する項目の指定
売上額に関して、見たい項目を選択します。データ項目から[取引番号]、[取引日]、[商品タイプ]、[メーカ名]、[個数]を選択して、[データ]フィールドの[売上額]の左側へドラッグ&ドロップします。
[データ]フィールドの[粗利益]を削除します。
[表側]フィールドの項目を、すべて削除します。
明細表の確認
明細表に表示する項目を選択したあと、[OK]ボタンをクリックします。
→本店での、3月度のテレビ売上明細が表示されます。
集計結果を閉じます。