Systemwalker Centric Managerを利用したクラウド監視では、オンプレミス環境とクラウド環境が混在するハイブリッドクラウド環境を、Systemwalkerコンソールで統合監視できます。
オンプレミス環境とクラウド環境で監視ツールが分かれていると、トラブル発生時の影響確認や切り分けに時間がかかります。
Systemwalker Centric Managerでは、統合監視により、ハイブリッドクラウド環境の各システムで発生するイベント状況、およびそれらの優先度と影響範囲を1つの画面から把握するハイブリッド監視が可能です。
これにより、迅速な状況把握と対処指示によるトラブルからの早期復旧が可能になります。
クラウド監視では、以下の監視が可能です。
クラウド上のリソースのメトリクス/メトリックを監視します。
新しいインスタンスが生成されると自動的に監視を開始し、インスタンスが削除されると監視を終了します。
Systemwalker Centric Managerでは、以下のクラウドサービスに対応しています。
Amazon Web Service (以降、AWSと記載します。)
Microsoft Azure (以降、Azureと記載します。)
監視にはOpen監視を使用します。
Open監視サーバに以下のテンプレートを導入することで、ハイブリッドクラウド環境をまとめて監視することができます。
Open監視強化テンプレート(AWS監視用)
Open監視強化テンプレート(Azure監視用)
ポイント
本書では、ハイブリッド監視を行う場合に、クラウド環境の監視を行うための導入、設定、利用手順について説明しています。
Open監視については、“Systemwalker Centric Manager Open監視 ユーザーズガイド”を参照してください。
Open監視強化テンプレートについては、以下を参照してください。
“Systemwalker Centric Manager AWS監視テンプレートガイド”
“Systemwalker Centric Manager Azure監視テンプレートガイド”
ドキュメントの格納先については、“まえがき”の“関連ドキュメントについて”を参照してください。
Open監視でZabbixが提供する機能については、Zabbixのサイトで公開されている“Zabbix 4.0 マニュアル”(以降、“Zabbix マニュアル”と記載します。)を参照してください。