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Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ二重化ガイド(連携型)
FUJITSU Software

Windows版、UNIX版について、主系サーバと従系サーバのポリシーの同期手順を説明します。

Windows版のポリシーの同期

主系サーバの構成情報およびポリシー情報を、従系サーバに反映します。

同期されるポリシー情報については、“ポリシー情報の同期対象一覧”を参照してください。

Windows版では、以下の手順で、ポリシーの同期を行います。

注意

  • ログファイル監視を利用している場合は、主系サーバの監視ログファイル設定は、従系サーバへ同期されません。必要に応じて従系サーバで再設定してください。

  • 以下のコマンドの設定は同期されません。主系サーバ/従系サーバのそれぞれで以下のコマンドを実行してください。

    • apl_monitor_eventreset(稼働ポリシー違反イベントの自動対処の有効/無効コマンド)

ポリシー情報の退避

主系サーバで、ポリシー情報を退避します。

  1. [Systemwalker Centric Manager]-[ツール]-[運用環境の保守]を起動します。
    →[運用環境保守ウィザード]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [次へ]ボタンをクリックします。

    →[処理の選択]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 以下の項目を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    • [実施する処理]
      [運用環境の退避]を指定します。

    • [退避データ格納先]
      バックアップデータの格納先を指定します。

    →[運用データ退避方法の選択]ダイアログボックスが表示されます。

  4. 以下の項目を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    • [退避方法]

      [ポリシー情報のみ退避する]を指定します。

    ポリシー情報をオンラインバックアップ(監視を継続したままポリシー情報を退避 ※)する場合は、以下の項目を指定します。

    • [退避オプション]

      [サービスを停止せずにデータの退避を行う]を指定します。

    →[設定内容の確認]ダイアログボックスが表示されます。

    ※ ノード監視や性能監視など監視間隔を指定する機能において、監視間隔がずれる場合があります。

  5. [設定内容の一覧]で設定内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[処理の実行]ダイアログボックスが表示され、処理を実行します。

  6. [処理完了]ダイアログボックスが表示されます。
    [完了]ボタンをクリックします。

ポリシー情報の復元

従系サーバに、主系サーバの構成情報およびポリシー情報を反映します。反映は、復元作業で行います。

  1. [Systemwalker Centric Manager]-[ツール]-[運用環境の保守]を起動します。運用環境が構築されていない場合、システムを起動してログオンすると自動的に起動されます。

    →[運用環境保守ウィザード]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [次へ]ボタンをクリックします。

    →[処理の選択]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 以下の項目を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    • [実施する処理]
      [運用環境の復元]を指定します。

    • [退避データ格納先]
      主系サーバで退避したポリシー情報の格納先を指定します。

    →[退避データ復元方法の選択]ダイアログボックスが表示されます。

  4. 以下の項目を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    • [復元方法]
      [ポリシー情報を復元する]を指定します。

    →[設定内容の確認]ダイアログボックスが表示されます。

  5. [設定内容の一覧]で設定内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[処理の実行]ダイアログボックスが表示され、処理が実行されます。

  6. [処理完了]ダイアログボックスが表示されます。
    [完了]ボタンをクリックします。

ポリシーの反映

部門管理サーバが存在する場合は、従系サーバの起動完了後、主系サーバにてネットワーク管理のポリシーを反映します。

Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpNetmgr\bin\mpnmpref.bat

自動アクションの抑止設定

必要に応じて従系サーバで自動アクションの抑止を設定してください。

自動アクションの実行の抑止・解除を自動で実行している場合は、設定しないでください。

従系サーバでの自動アクション抑止の設定については、“自動アクションの止設定”を参照してください。

リモート操作を利用している場合

リモート操作を利用している場合は、ユーザ名が主系のユーザ名になります。従系のユーザ名を再設定してください。リモート操作の定義方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Clientガイド”を参照してください。

UNIX版のポリシーの同期

主系サーバの構成情報およびポリシー情報を、従系サーバに反映します。

同期されるポリシー情報については、“ポリシー情報の同期対象一覧”を参照してください。

UNIX版での同期手順を以下に示します。

ポリシー情報の退避

主系サーバで、以下のコマンドを実行し、構成情報およびポリシー情報をバックアップします。

/opt/systemwalker/bin/mppolcopy -b 退避先ディレクトリ

退避先ディレクトリ名は、フルパスで指定してください。

上記のコマンドを実行すると、Systemwalker Centric Managerが停止します。

ポリシー情報をオンラインバックアップ(監視を継続したまま退避 ※)する場合は、以下のコマンドを実行します。

/opt/systemwalker/bin/mppolcopy -b 退避先ディレクトリ -SN

※ ノード監視や性能監視など監視間隔を指定する機能において、監視間隔がずれる場合があります。

ポリシー情報の復元

主系サーバでバックアップしたデータを、従系サーバに移してください。なお、主系サーバのデータは、いったん圧縮してから従系サーバへコピーしてください。

従系サーバで、以下のコマンドを実行し、主系サーバの構成情報およびポリシー情報を反映します。

/opt/systemwalker/bin/mppolcopy -r 退避先ディレクトリ

退避先ディレクトリ名は、主系サーバのデータを退避したディレクトリ名を、フルパスで指定してください。

コマンド実行時に、以下のメッセージが出力される場合がありますが、運用への影響はありません。

MpNmdisc: WARNING: 155: The error in communication with MpNmex occurred. [%1]
MpNmnode: WARNING: 155: The error in communication with MpNmex occurred. [%1]
MpNmhost: WARNING: 155: The error in communication with MpNmex occurred. [%1]
MpNmnost: WARNING: 155: The error in communication with MpNmex occurred. [%1]

%1:mppolcopyコマンドを実行したサーバのIPアドレス

Systemwalker Centric Managerの起動

従系サーバで、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。

/opt/systemwalker/bin/scentricmgr

Global Enterprise Editionシステム構成情報の登録

代替監視パスを使用してグローバルサーバを監視している場合は、従系サーバで以下のコマンドを実行し、システム構成情報を登録します。

詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 グローバルサーバ運用管理ガイド”の“システム構成情報の登録”を参照してください。

/opt/FJSVsagt/bin/gscmadd

ポリシーの反映

部門管理サーバが存在する場合は、従系サーバの起動完了後、主系サーバにてネットワーク管理のポリシーを反映します。

/opt/systemwalker/bin/mpnmpref

自動アクションの抑止

必要に応じて従系サーバで自動アクションの抑止を設定してください。

従系サーバでの自動アクションの抑止の設定については、“自動アクションの抑止”を参照してください。