詳細調査の結果を部門責任者へ通知します。部門責任者は、問題の有無を確認し対処します。また、点検結果はレポートの形式に出力します。
レポートを作成する
mpatareportput(集計レポート出力コマンド)で、出力形式をHTML形式(-O HTMLオプション指定)にした場合、以下の一般的なレポート形式で集計結果を出力することができます。mpatareportput(集計レポート出力コマンド)の詳細は、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
mpatareportput(集計レポート出力コマンド)で出力したレポートには、分析結果を点検した担当者名や点検コメントは出力されません。
集計レポートに、点検した担当者名や点検コメントを追加する場合は、以下の手順が必要です。
監査ログをmpatareportput(集計レポート出力コマンド)を利用して集計し、結果を出力します。
運用管理サーバで、mpatareportput(集計レポート出力コマンド)に問い合わせファイルを指定して実行します。集計は、OSに標準で提供されている「タスク」などのスケジューラに登録して実行します。mpatareportput(集計レポート出力コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
以下に、問い合わせファイル「OMGR_DefinitionChange.rne」を使用して、Systemwalker Operation Manager運用の定義情報変更の集計レポート「OMGR_DefinitionChange」をデフォルトの出力ディレクトリ「Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpata\var\user\report」配下に出力するバッチファイルの例を示します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\bin\mpatareportput -O HTML OMGR_DefinitionChange.rne OMGR_DefinitionChange
集計レポートの結果が出力されたファイルをコピーします。
FTPコマンドなどを使用して、運用管理サーバに出力された集計レポート結果ファイル(上記の例の場合、Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpata\var\user\report\OMGR_DefinitionChange_YYYYMMDD.html)を、運用管理クライアント上の任意のディレクトリにコピーします。本手順は必要に応じてスケジューラに登録してください。
点検担当者が集計レポートの結果出力ファイルを確認します。
レポートの点検担当者は、運用管理クライアント上にコピーされた集計レポートの結果出力ファイルをWebブラウザなどで開き、その内容を確認します。
集計レポートの結果出力ファイルへ点検コメントを追加します。
運用管理クライアントで、mpatareportcomment(集計レポートコメント追加コマンド)を実行します。mpatareportcomment(集計レポートコメント追加コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
以下に、コマンドの実行例と、コメントを追加した集計レポートの出力例を示します。
正常の場合の出力例)
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\bin\mpatareportcomment -U 佐藤 -C "夜間の不正なアクセスはありません。" C:\temp\OMGR_DefinitionChange_20061102.html C:\temp\OMGR_DefinitionChange_20061102_CHECK.html