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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 セキュリティ編
FUJITSU Software

7.1 セキュリティポリシーを設定する手順

セキュリティポリシー設定の流れは以下のとおりです。

1.事前準備を行う

2.[セキュリティポリシー]を作成する

3.ポリシーグループを作成する

セキュリティポリシーを配付するために、ポリシーグループを作成します。手順は“ポリシーグループを作成する”を参照してください。

4.ポリシーを配付する

セキュリティポリシーを配付します。配付方法は“ポリシーを配付する”を参照してください。

5.配付状況を確認する

セキュリティポリシーの配付状況を確認します。確認方法は“ポリシーの配付状況を確認する”を参照してください。

セキュリティポリシー

セキュリティポリシーには、以下の2種類のモードがあります。

スタンダードモードとカスタムモードで使用できるセキュリティポリシーの項目は、以下のとおりです。

セキュリティポリシーの項目

スタンダード
モード

カスタム
モード

ロール設定 (注1)

セキュリティ管理者設定

セキュリティ監査者設定 (注2)

監査ログ出力 (注1)

出力定義

サーバアクセス制御 (注1)

アクセス制御

コンソールログイン

ネットワークログイン(注3)

ネットワーク接続(Linuxのみ)

suコマンドの実行(Linuxのみ)

レジストリ(Windowsのみ)

ファイル

プロセス

録画設定(Linuxのみ) (注2)

○: 設定する -: 設定対象外

注1)

Windows(R) 2000ではサポートしていません。

Windows(R) 2000のサーバを配付対象に設定した場合、[セキュリティポリシー[管理]]画面の[配付状況]タブにおいて、[配付対象外]と表示されます。

注2)

V13.3.0ではサポートしていません。

V13.3.0のLinuxのサーバを配付対象に設定した場合、[セキュリティポリシー[管理]]画面の[配付状況]タブにおいて、[配付対象外]と表示されます。

注3)

V13.3.0ではサポートしていません。

[ネットワークログイン]を保護対象種別とする[アクセス制御]ポリシーをV13.3.0のLinuxのサーバに配付した場合、アクセス制御の対象となる[ネットワークログイン]の操作を行っても、アクセス制御の機能は動作しません。

ポリシーグループ

セキュリティポリシーは、センタ個々の環境や要件に合わせて設定できます。セキュリティポリシーと対象サーバを関係付け、同じ目的のポリシーとしてグループ化したものをポリシーグループと呼びます。

ポリシーグループでは、以下のポリシー管理ができます。

また、運用時にセキュリティポリシーの変更が必要となった場合は、該当するセキュリティポリシーだけを変更してポリシーを配付することができます。そのため、運用の変更が簡単に対応できます。

以下に、ポリシーグループの考え方を示します。

ポリシーグループAの「Webサーバのポリシー」では、以下のセキュリティポリシーをグルーピングし、サーバ1、2にポリシーを配付します。

ロール設定

監査ログ出力

サーバアクセス制御

事前準備を行う

必要な事前準備について説明します。

ポリシー定義/配付のための事前準備を行う

セキュリティポリシーを定義/配付する前に、以下の設定が完了していることを確認します。完了していない場合は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の”事前準備を行う”を参照して設定してください。

セキュリティ管理者/セキュリティ監査者を設定する

運用管理サーバのセキュリティ管理者/セキュリティ監査者を設定します。設定の方法については、“セキュリティ管/査者を設定する”を参照してください。

セキュリティポリシーを作成する

セキュリティポリシーを作成する手順について説明します。

  1. セキュリティ管理者でSystemwalkerコンソールを起動します。

    [スタート]/[アプリ]-[Systemwalker Centric Manager]-[Systemwalkerコンソール]を選択します。

  2. システム管理者、セキュリティ管理者が同一の場合は、[機能選択]で[編集]を選択します。

    →[Systemwalkerコンソール[編集]]画面が表示されます。

    システム管理者、セキュリティ管理者が異なる場合は、[機能選択]で[監視]を選択します。

    →[Systemwalkerコンソール[監視]]画面が表示されます。

  3. [ポリシー]メニューから[セキュリティ]-[セキュリティポリシー]を選択します。

    →[セキュリティポリシー[管理]]画面が表示されます。

    セキュリティポリシーのカスタムモードを使用する場合、[オプション]メニューの[カスタムモード表示]を「ON」にします。

  4. [セキュリティポリシー[管理]]画面で、以下のセキュリティポリシーを設定します。

    • ロール設定

      • セキュリティ管理者設定

      • セキュリティ監査者設定

    • 監査ログ出力

      • 出力定義

    • サーバアクセス制御

      • アクセス制御

      • 録画設定