対象バージョンレベル
Linux版:V10.0L20以降
対処方法
以下の対処をすべて実施してください。
Linux版でインストールされる資源配付の起動スクリプトを以下に示します。
Red Hat Enterprise Linux 6以前の場合/
Red Hat Enterprise Linux 7、かつ、V15.2.0以前の場合
/etc/rc2.d/S99mpsdl
/etc/rc3.d/S99mpsdl
/etc/rc5.d/S99mpsdl
起動を抑止するには、起動スクリプトのファイル名を変更し、先頭の1文字を小文字にする(“S”→“s”)などしてください。
Red Hat Enterprise Linux 7、かつ、V15.3.0以降の場合/
Red Hat Enterprise Linux 8以降の場合
以下のコマンドを使用して、systemdからの自動起動を無効にします。
systemctl disable mpsdl
自動起動を有効にするには、以下のコマンドを実行します。
systemctl enable mpsdl
注意
資源配付デーモンに対して実行できるsystemctlコマンドの運用操作は、以下のみとなります。
systemctl disable
systemctl enable
systemctl is-enabled
上記以外の運用操作は、Systemwalker Centric Managerが提供しているコマンドを利用してください。
以下の設定変更により、資源配付をプロセス監視の監視対象から外してください。
/etc/opt/FJSVftlc/pmon/mppmon.usrを以下のように修正して下さい。
[FD] drmsd=2
↓
[FD] drmsd=0
以下のコマンドを実行して、プロセス監視機能を再起動してください。
/opt/FJSVftlc/pmon/bin/stpmppmon.sh
/opt/FJSVftlc/pmon/bin/strmppmon.sh
デーモン起動・停止制御ファイル上は、資源配付は運用停止の可否が“×”(停止できません)となっていますが、以下の変更例のようにコメントアウトすることでscentricmgrコマンドでの起動を抑止できます。
====== ファイル名:/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/rc2.ini (注) ====== @ 機能名: 資源配付 @ 運用停止の可否: 運用管理サーバ × @ 部門管理サーバ × @ 業務サーバ × DAEMON30(C8)="/opt/FJSVmpsdl/sys/drmsd -s" ======
DAEMONXX="/opt/FJSVmpsdl/sys/drmsd -s"
↓
#DAEMONXX="/opt/FJSVmpsdl/sys/drmsd -s"
XXは、ご利用の版またはインストール種別により異なります。
注)
バージョンレベルによりファイル名が異なります。
V13.1.0以降の場合
/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/rc2.ini |
V10.0L20からV13.0.0の場合
/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/rc3.ini |
10.0の場合
/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/start_drms.ini |