エラーメッセージ
MpFwSetup:SystemwalkerCentricMGR起動は異常終了しました。 |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
原因
自動マウントの設定がされていない可能性があります。
Volume Manager、SafeDISKなどのディスク管理製品を使用している環境では、デバイス名が製品ごとに異なるため、環境構築の処理の中で、RDB管理情報パーティション(/SWFWDB)の自動マウント設定は行われません。
対処方法
Solaris版
運用管理サーバを起動する前に、“/etc/vfstab”に正しいデバイス名を設定し、RDB管理情報パーティション(/SWFWDB)をマウントしてください。PRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は、/etc/vfstabを修正してください。PRIMECLUSTER 4.3A10以降の場合は、“/etc/vfstab”と“/etc/vfstab.pcl”を修正してください。
詳細は、Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド(UNIX編)を参照してください。
“/etc/vfstab”の設定方法は以下のとおりです。
[例:PRIMECLUSTER GDS]
以下の行を、“/etc/vfstab”の最後に追加します。
/dev/sfdsk/class01(※)/dsk/vol01(※) /dev/sfdsk/class01(※)/rdsk/vol01(※) /SWFWDB ufs 2 yes - |
※PRIMECLUSTER GDSにより定義した値を設定してください。
ファイルシステム用のブロックデバイス名
PRIMECLUSTER GDSで定義したデバイス名を、ブロック型(dsk)で指定します。
ファイルシステムに対するraw(キャラクタ型)デバイス名
PRIMECLUSTER GDSで定義したデバイス名を、キャラクタ型(rdsk)で指定します。
デフォルトのマウントポイントディレクトリ(固定)
ファイルシステムタイプ(固定)
“fsck”がファイルシステムをチェックするために使用するパス番号(固定)
システムの起動時に、ファイルシステムが“mountall”によって自動的にマウントするか指定します。
通常運用の場合“yes”(固定)
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER運用の場合“no”
ファイルシステムのマウントに使用されるオプションを“,”で区切ったリスト(固定)
[例:Solaris VolumeManager]
以下の行を、“/etc/vfstab”の最後に追加します。
/dev/md/dsk/d0(※) /dev/md/rdsk/d0(※) /SWFWDB ufs 2 yes - |
※Solaris VolumeManagerにより定義した値を設定してください。
ファイルシステム用のブロックデバイス名
Solaris VolumeManagerで定義したデバイス名を、ブロック型(dsk)で指定します。
ファイルシステムに対するraw(キャラクタ型)デバイス名
Solaris VolumeManagerで定義したデバイス名を、キャラクタ型(rdsk)で指定します。
デフォルトのマウントポイントディレクトリ(固定)
ファイルシステムタイプ(固定)
“fsck”がファイルシステムをチェックするために使用するパス番号(固定)
システムの起動時に、ファイルシステムが“mountall”によって自動的にマウントするか指定します。
通常運用の場合“yes”(固定)
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER運用の場合“no”
ファイルシステムのマウントに使用されるオプションを“,”で区切ったリスト(固定)
[例:SafeFILE]
“RDB管理情報デバイス名”(SystemwalkerDBファイルシステムのデバイス名)を、“sfxnewfs”コマンドで作成したファイルシステム“/FUJITSU1”に自動マウントするように設定します。設定方法は、“/etc/vfstab”ファイルに、“/FUJITSU1”のエントリを追加します。
以下の行を、“/etc/vfstab”の最後に追加します。
/dev/sfdsk/gfs/dsk/vol01(※) /dev/sfdsk/gfs/rdsk/vol01(※) /FUJITSU1 sfxfs 2 yes - |
※PRIMECLUSTER GDSにより定義した値を設定してください。
ファイルシステム用のブロックデバイス名
PRIMECLUSTER GDSで定義したデバイス名を、ブロック型(dsk)で指定します。
ファイルシステムに対するraw(キャラクタ型)デバイス名
PRIMECLUSTER GDSで定義したデバイス名を、キャラクタ型(rdsk)で指定します。
デフォルトのマウントポイントディレクトリで作成した任意のマウントポイント名
ファイルシステムタイプ(固定)
“fsck”がファイルシステムをチェックするために使用するパス番号(固定)
システムの起動時に、ファイルシステムが“mountall”によって自動的にマウントするか指定します。
通常運用の場合“yes”(固定)
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER運用の場合“no”
ファイルシステムのマウントに使用されるオプションを“,”で区切ったリスト(固定)
Linux版
運用管理サーバを起動する前に、“/etc/fstab”に正しいデバイス名を設定し、RDB 管理情報パーティション(/SWFWDB )をマウントしてください。“/etc/fstab”の設定方法は以下のとおりです。PRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は、/etc/vfstabを修正してください。PRIMECLUSTER 4.2A30以降の場合は 、“/etc/vfstab”と“/etc/fstab.pcl”を修正してください。
詳細は、Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド(UNIX編)を参照してください。
[例:Linux Logical Volume Manager]
以下の行を、“/etc/fstab ”の最後に追加します。
/dev/dm/SWDB1(※) /SWFWDB ext3 defaults 0 0 |
※Linux Logical Volume Manager により定義した値を設定してください。
/dev/dm/SWDB1
ファイルシステム用のブロックデバイス名
/SWFWDB
デフォルトのマウントポイントディレクトリ(固定)
ext3
ファイルシステムタイプ(固定)
defaults
システムの起動時に、ファイルシステムが“mount -a”によって自動的にマウントするか指定します。
通常運用の場合“defaults”(固定)
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER 運用の場合“noauto”(固定)
0
5 番目のフィールド はこのファイルシステムを dumpコマンドがダンプする必要があるかを決定するために用いられる。(固定)
存在しない、または値が 0であった場合のdumpコマンドはそのファイルシステムのダンプを行わない。
0
6 番目のフィールド はブート時にfsckプログラムが、ファイルシステムのチェックを実行する順序を決定するためのもの。(固定)
存在しない、または値が 0であった場合はfsckはチェックを行わない。
注意
クラスタ運用の場合、クラスタセットアップコマンド(mpsupclt)実行前に、RDB管理情報専用パーティションをマウントし、クラスタセットアップ(各機能のデータベース作成を含む)の完了後にアンマウントする必要があります。