ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

3.1.13 Volume Manager、SafeDISK、PRIMECLUSTER GDSなどのディスク管理製品を使用している環境で、Systemwalker Centric Managerの起動に失敗する

エラーメッセージ

MpFwSetup:SystemwalkerCentricMGR起動は異常終了しました。
MpPmonC: WARNING: 10023: Systemwalker Centric Manager のプロセス監視(Cluster)において、監視対象のプロセス[MpFwams]が失われたためフェイルオーバします。

対象バージョンレベル

原因

自動マウントの設定がされていない可能性があります。

Volume Manager、SafeDISKなどのディスク管理製品を使用している環境では、デバイス名が製品ごとに異なるため、環境構築の処理の中で、RDB管理情報パーティション(/SWFWDB)の自動マウント設定は行われません。

対処方法

Solaris版

運用管理サーバを起動する前に、“/etc/vfstab”に正しいデバイス名を設定し、RDB管理情報パーティション(/SWFWDB)をマウントしてください。PRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は、/etc/vfstabを修正してください。PRIMECLUSTER 4.3A10以降の場合は、“/etc/vfstab”と“/etc/vfstab.pcl”を修正してください。

詳細は、Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド(UNIX編)を参照してください。

“/etc/vfstab”の設定方法は以下のとおりです。

/dev/sfdsk/class01/dsk/vol01

ファイルシステム用のブロックデバイス名

PRIMECLUSTER GDSで定義したデバイス名を、ブロック型(dsk)で指定します。

/dev/sfdsk/class01/rdsk/vol01

ファイルシステムに対するraw(キャラクタ型)デバイス名

PRIMECLUSTER GDSで定義したデバイス名を、キャラクタ型(rdsk)で指定します。

/SWFWDB:

デフォルトのマウントポイントディレクトリ(固定)

ufs:

ファイルシステムタイプ(固定)

2

“fsck”がファイルシステムをチェックするために使用するパス番号(固定)

yes

システムの起動時に、ファイルシステムが“mountall”によって自動的にマウントするか指定します。

  • 通常運用の場合“yes”(固定)

  • SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER運用の場合“no”

-

ファイルシステムのマウントに使用されるオプションを“,”で区切ったリスト(固定)

/dev/md/dsk/d0

ファイルシステム用のブロックデバイス名

Solaris VolumeManagerで定義したデバイス名を、ブロック型(dsk)で指定します。

/dev/md/rdsk/d0 /SWFWDB

ファイルシステムに対するraw(キャラクタ型)デバイス名

Solaris VolumeManagerで定義したデバイス名を、キャラクタ型(rdsk)で指定します。

/SWFWDB

デフォルトのマウントポイントディレクトリ(固定)

ufs:

ファイルシステムタイプ(固定)

2

“fsck”がファイルシステムをチェックするために使用するパス番号(固定)

yes

システムの起動時に、ファイルシステムが“mountall”によって自動的にマウントするか指定します。

  • 通常運用の場合“yes”(固定)

  • SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER運用の場合“no”

-

ファイルシステムのマウントに使用されるオプションを“,”で区切ったリスト(固定)

/dev/sfdsk/gfs/dsk/vol01

ファイルシステム用のブロックデバイス名

PRIMECLUSTER GDSで定義したデバイス名を、ブロック型(dsk)で指定します。

/dev/sfdsk/gfs/rdsk/vol01

ファイルシステムに対するraw(キャラクタ型)デバイス名

PRIMECLUSTER GDSで定義したデバイス名を、キャラクタ型(rdsk)で指定します。

/FUJITSU1

デフォルトのマウントポイントディレクトリで作成した任意のマウントポイント名

sfxfs

ファイルシステムタイプ(固定)

2

“fsck”がファイルシステムをチェックするために使用するパス番号(固定)

yes

システムの起動時に、ファイルシステムが“mountall”によって自動的にマウントするか指定します。

  • 通常運用の場合“yes”(固定)

  • SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER運用の場合“no”

-

ファイルシステムのマウントに使用されるオプションを“,”で区切ったリスト(固定)

Linux版

運用管理サーバを起動する前に、“/etc/fstab”に正しいデバイス名を設定し、RDB 管理情報パーティション(/SWFWDB )をマウントしてください。“/etc/fstab”の設定方法は以下のとおりです。PRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は、/etc/vfstabを修正してください。PRIMECLUSTER 4.2A30以降の場合は 、“/etc/vfstab”と“/etc/fstab.pcl”を修正してください。

詳細は、Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド(UNIX編)を参照してください。

注意

クラスタ運用の場合、クラスタセットアップコマンド(mpsupclt)実行前に、RDB管理情報専用パーティションをマウントし、クラスタセットアップ(各機能のデータベース作成を含む)の完了後にアンマウントする必要があります。