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Enterprise Postgres 14 SP1 クラスタ運用ガイド(災害対策編)
FUJITSU Software

第3章 災害対策運用の運用形態

災害対策運用には、以下の3つの運用形態があります。

通常運用

平常時の運用形態です。運用センタの被災時に備え、遠隔地に設置した待機センタにデータベースの複製を作成します。

詳細は、“4.1 通常時の運用操作”を参照してください。

図3.1 通常運用

ポイント

通常運用には、待機センタでデータベース多重化機能を利用するシステム構成と待機センタでデータベース多重化機能を利用しないシステム構成があります。待機センタでデータベース多重化機能を利用しない場合、センタ切り替え後もセンタ内の高信頼性を継続するために、待機センタのMirroring Controllerは待機センタで本業務を稼働する直前に起動します。詳細は、“1.2 災害対策運用のシステム構成”を参照してください。

被災時の運用

運用センタ、および待機センタが被災した場合の運用形態です。

運用センタが被災した場合は、待機センタのデータベースを利用して業務を継続します。

詳細は、“4.2 センタ被災時の運用操作”を参照してください。

図3.2 被災時の運用

保守運用

運用センタの法定点検やハードウェアのメンテナンス時に、計画的にセンタ切り替えを行い、業務を継続する運用形態です。

詳細は、“4.3 保守運用の運用操作”を参照してください。

図3.3 保守運用