B.2 外部トランザクションの解決に関わる機能

以下に、準備された外部トランザクションの解決に関連する関数を示します。リゾルバワーカーは以下の関数と同様の関数を自動で実行していますが、手動で実行することも可能です。読み取り専用トランザクションでは実行できません。

デフォルトではsuperuserに制限されていますが、他のユーザーにもEXECUTEを付与して実行することができます。現在のユーザーがsuperuserでない場合、現在のユーザーが解決できる二相コミット取引のみが解決され、その他はスキップされます。FDWが postgres_scaleout_fdw でないサーバを無視します。

関数	戻り値の型	説明
postgres_scaleout_fdw_resolve_foreign_prepared_xacts(server name)	type_resolve_foreign_prepared_xacts のレコードの集合	定義されたサーバで未処理の準備された外部トランザクションを解決します。ステータスがcommitか、または、postgres_scaleout_fdw.xact_commits表で見つかれば、準備されたトランザクションをコミットします。そうでなければ、準備されたトランザクションはロールバックされます。以下のtype_resolve_foreign_prepared_xacts表に示すように、解決に成功したトランザクションごとに1行を返します。

type_resolve_foreign_prepared_xactsのレコード

列名	データ型	詳細
status	text	この準備された外部トランザクションの状態(committed/aborted)
server	name	この準備された外部トランザクションが存在したサーバ名
transaction	xid	この準備された外部トランザクションのトランザクションID
gid	text	この準備された外部トランザクションに割り当てられたグローバルトランザクションID
prepared	timestamptz	この外部トランザクションがコミットのために準備された時間
owner	name	この外部トランザクションを実行したユーザー名
database	name	この外部トランザクションが実行されたデータベース名