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Enterprise Postgres 14 SP1 スケールアウト運用ガイド
FUJITSU Software

5.11.3 レプリケーションテーブルの監視

システムビューpgx_stat_replication_tablesを参照することで、レプリケーションの反映状況を確認できます。中央管理ノード上でのみ参照できます。

pgx_stat_replication_tablesは、pg_stat_replicationを拡張したビューです。pg_stat_replicationのカラムに以下のカラムが追加されています。

名前

参照先

説明

nodeid

oid

pgx_pgxnode.oid

データノードのOIDです。

nodename

name

pgx_pgxnode.srvname

データノードの名前です。


以下に反映状況を確認する例を示します。

データノードが2台(node1,node2)存在し、レプリケーションテーブルが定義されている場合
db1=# SELECT nodename, state FROM pgx_stat_replication_tables;
nodename  |   state
----------+--------------
node1     |  streaming
node2     |  streaming 
(2 rows)

stateがstreamingになっていれば、そのアプリケーションに対応したテーブルのレプリケーションは正常に反映されています。

streaming以外の値の意味は、“PostgreSQL Documentation”の“pg_stat_replication”を確認してください。

また、NULLだった場合はレプリケーションが確立していないことを表しています。定期的に上記SQL結果を監視することで、レプリケーションテーブルの状態を確認してください。