アプリケーションが必要とするデータは、必ずしもすべてがパーティショニングできるわけではありません。特定のシャード上に配置できないような、すべてのアプリケーションが共通でアクセスするデータもあります。このようなデータを、1つのノードに配置すると、すべてのアプリケーションが、シャードが配置されたノード以外のノードにもアクセスしなければなりません。アプリケーションが複雑になるだけでなく、1つのノードにアクセスが集中してボトルネックとなってしまいます。
このような共通データを各ノードに配置するために、“レプリケーションテーブル”を提供します。レプリケーションテーブルに挿入したデータは、すべてのノードに複製され、各ノードにおいてレプリケーションテーブルと同じ名前でアクセスできます。レプリケーションテーブルは、このような性質のため、シャーディングできません。
中央管理ノードに接続したアプリケーションだけが、レプリケーションテーブルを定義、および、更新できることに注意してください。
詳細は、“5.2 レプリケーションテーブル”を参照してください。
参考
レプリケーションテーブルは、内部的にはすべてのノードに同じ名前のテーブルを作成し、これらを論理レプリケーションによって複製しています。
レプリケーションテーブルは、全ノード対象のオブジェクトとして登録されます。