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Enterprise Postgres 14 SP1 リファレンス
FUJITSU Software

3.3 pgx_fjqssinf

名前

pgx_fjqssinf - 障害調査データの収集

概要

pgx_fjqssinf  -i {1|2|3} [-w directory]

説明

環境の構築または運用中に発生したトラブルの原因が特定できない場合、初期調査のための情報を収集します。収集された調査情報は、指定されたディレクトリにpgx_fjqssinf_YYYYMMDD_HHMMSS/として作成されます。

オプション

-i {1|2|3}

発生した問題のインシデントを指定します。プロセスエラーの場合は1、プロセス結果エラーの場合は2、応答なしの場合は3を指定します。データベースサーバが情報を収集するためには、このオプションを指定する必要があります。裁定サーバで情報を収集する場合は、1を指定します。

-w directory

収集データの格納ディレクトリを指定します。デフォルトは/tmpです。

環境 (データベースサーバによって情報が収集される場合)

PGDATA

データディレクトリを指定します。.

PGDATABASE

接続するデータベースの名前を指定します。接続可能な任意のデータベースを指定できます。

PGPORT

インスタンスのポート番号を指定します。デフォルトのポート番号(27500)が変更されていない場合は、指定しないでください。

PGUSER

データベーススーパーユーザーのユーザー名を指定します。データベースのスーパーユーザーは、クライアント認証を許可するように設定する必要があります。

MCCONTROLDIR

Mirroring Controller管理ディレクトリを指定します。データベース多重化運用をしている場合にのみ指定してください。

環境 (裁定サーバによって情報が収集される場合)

ARBCONTROLDIR

Mirroring Controller裁定プロセスの管理ディレクトリを指定します。

ARBUSER

Mirroring Controller裁定プロセスを初期化したOSユーザーを指定します。

診断

0: 正常終了

0以外: 異常終了

注釈

本コマンドは、スーパーユーザー(root)で実行してください。

以下は、プロセスが失敗した場合の初期調査のための情報収集の例です。

    $ /opt/fsepv14server64/bin/pgx_fjqssinf -i 1

以下は、裁定サーバによる初期調査のための情報収集の例です。

    $ /opt/fsepv14assistant/bin/pgx_fjqssinf -i 1