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Enterprise Postgres 14 SP1 導入ガイド(クライアント編)
FUJITSU Software

2.4 .NET Data Providerの登録

FUJITSU Enterprise Postgresのクライアント機能のインストールを実施したあと、以下のような場合に.NET Data Provider機能を登録する方法について説明します。

[コントロールパネル]で[プログラムと機能]を選択し、[FUJITSU Enterprise Postgres Npgsql <x>]を右クリックして、[変更]を選択します。なお、“<x>”は製品のバージョンを示します。

操作

説明

変更

Npgsql Performance Countersをインストール、またはNpgsql GACのインストールを再度行います。

[Change]をクリックして該当するアイテムをクリックします。「Entire feature will be installed on local hard drive」を選択し、[Next]-[Change]-[Finish]をクリックします。

修復

破損したインストールを修復します。

[Repair]-[Repair]-[Finish]をクリックします。

[Change]を選択し、[Npgsql Installation]を選択した場合、次の2つの選択肢があります。

異なるバージョンのFUJITSU Enterprise Postgres クライアント機能が存在しない環境にインストールした場合

“Npgsql GAC only Installation”、および“Npgsql Publisher Policy and machine.config Installation”を実施してください。

FUJITSU Enterprise Postgres クライアント機能をマルチバージョンインストールした場合

invariant値に“FUJITSU.Npgsql”を使用するか、それ以外の値を使用するかによって手順が異なります。

“FUJITSU.Npgsql”を使用する場合

“Npgsql GAC only Installation”、および“Npgsql Publisher Policy and machine.config Installation”を実施してください。

注意

  • “Npgsql Publisher Policy and machine.config Installation”を実施すると、machine.configファイルのDbProviderFactoriesセクションに、“FUJITSU.Npgsql”というinvariant値をもつエントリが登録されます。そして、DbProviderFactoriesクラスのGetFactoryメソッドの引数に、“FUJITSU.Npgsql”を指定する.NETアプリケーションのすべてが、最新のFUJITSU Enterprise PostgresのNpgsqlを利用するようになります。そのため、マルチバージョンインストール環境下においては、このオプションを利用するか否かを十分に検討してください。

  • 9.6以前のFUJITSU Enterprise Postgresとのマルチバージョンでinvariant値“FUJITSU.Npgsql”を使用する際に、Visual Studioのツールを利用してアプリケーションを作成する場合は、本バージョンに同梱しているVisual Studio連携のアドオンを利用してください。
    Visual Studio連携のアドオンのセットアップ方法については、“アプリケーション開発ガイド”の“Visual Studio連携のアドオンのセットアップ”を参照してください。

“FUJITSU.Npgsql”以外を使用する場合

invariant値に“FUJITSU.Npgsql”以外を使用する場合は、“Npgsql GAC only Installation”、および“2.4.1 machine.configファイルのエントリへの登録”を実施してください。

ポイント

  • invariant値に“FUJITSU.Npgsql”を使用する場合の手順を実施した後で、“FUJITSU.Npgsql”以外を使用するよう変更したい場合は、以下の手順に従ってください。

    1. [コントロール パネル]で[プログラムと機能]を選択し、[FUJITSU Enterprise Postgres Npgsql <x>]を右クリックして、[変更]を選択します。なお、“<x>”は製品のバージョンを示します。

    2. [Npgsql Installation]機能を開いて[Npgsql Publisher Policy and machine.config Installation]の選択を解除します。

    3. [Next]-[Change]-[Finish]を選択します。

  • マルチバージョン環境において、アプリケーションごとに利用するNpgsqlのバージョンを使い分けたい場合は、提供されているNpgsqlRegister.exeツールを利用してください。利用方法の詳細は“2.4.1 machine.configファイルのエントリへの登録”を参照してください。