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Enterprise Postgres 14 SP1 導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

E.7 VCIのディスク容量の見積り

VCIが利用するディスク容量の見積り式について説明します。

ディスク容量 = (テーブル行数) ×(一行あたりのバイト数) × (圧縮率) + (WOSサイズ)
一行あたりのバイト数
一行あたりのバイト数
 = (19 + (CREATE INDEX時に指定した列数) / 8 + (指定した列の行あたりのバイト数)) × 1.1

備考) 端数は切り上げてください。

圧縮率

0から1の値を指定します。圧縮率はデータの内容によって変化するため、実際のデータまたは実際のデータを模したテストデータによって、見積り結果との比較を行ってください。目安として、当社モデルで得られた測定結果を以下に示します。

  • 圧縮の困難なランダム性の高いモデル:0.9倍程度まで圧縮

  • 圧縮の容易な同一性の高いモデル:0.5倍程度まで圧縮

WOSサイズ
WOSサイズ = (WOSの行数) / 185 × 8096

WOSの行数はINSERT, DELETEで1行ずつ、UPDATEで2行ずつ増えます。一方で、ROS制御デーモンによるROSへの変換時に52万行以下まで減ります。

注意

VCIは、データベースオブジェクト容量関数であるpg_indexes_sizeによる容量の取得に対応していません。実際のVCIの総ディスク容量を知りたい場合は、OSコマンド等により格納先ディレクトリの容量を確認してください。