以下の手順でインストールしてください。
注意
入力値には以下の文字が使用できます。
[a-zA-Z0-9]、-、,および/
製品を再インストールする場合には、WebAdminのインスタンス管理情報が保存されている以下のフォルダをバックアップしてください。
WebAdminのインストールフォルダ/data/fepwa
バックアップは以下の手順で行います。
WebAdminサーバを停止します。詳細は“B.1.3 WebAdminのWebサーバ機能の停止”を参照してください。
以下のフォルダをバックアップします。
WebAdminのインストールフォルダ/data/fepwa
インストールが完了後、上記のフォルダをバックアップしたフォルダで置き換えてください。
ポイント
対話形式のインストールでは、インストール情報のデフォルト値が設定されています。新規インストールまたはマルチバージョンインストールの場合、以下のインストール情報の設定内容が変更できます。
インストール先
WebAdminのセットアップ情報(WebAdmin機能のインストールを選択している場合)
ポート番号を変更する場合は、1024~32767の間で未使用のポート番号であることを確認してください。
1. アプリケーションおよびプログラムの停止
再インストールする場合、アプリケーションおよびプログラムの停止が必要です。
インストールを開始する前に以下を停止してください。
製品を利用するアプリケーション
Connection Manager
インスタンス
WebAdminのWebサーバ機能
WebAdminStopコマンドを実行し、WebAdminのWebサーバ機能を停止します。
WebAdminが“/opt/fsepv<x>webadmin”にインストールされている場合
# cd /opt/fsepv<x>webadmin/sbin
# ./WebAdminStop
Mirroring Controller
mc_ctlコマンドのstopモードを実行し、Mirroring Controllerを停止します。
$ mc_ctl stop -M /mcdir/inst1
pgBadger
Pgpool-II
2. DVDドライブのマウント
“サーバプログラム”のDVDを、DVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。
# mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd
/dev/dvdは、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。
/media/dvdは、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。
注意
自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションに“noexec”が設定されるため、インストーラの起動に失敗する場合があります。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。
3. インストールの実行
以下のコマンドを実行します。
# cd /media/dvd # ./install.sh
/media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。
4. インストール製品の選択
インストール対象製品の一覧が表示されます。
インストールする製品の番号、または、“all”を入力してリターンキーを押します。
参考
FUJITSU Enterprise Postgresサーバ構成とWebAdminは、「FUJITSU Enterprise Postgres サーバコンポーネント」と「WebAdminコンポーネント」を選択することで同一マシンにインストールできます。
Pgpool-IIをデータベースサーバと同じサーバにインストールする場合は、「FUJITSU Enterprise Postgres サーバコンポーネント」と「Pgpool-IIコンポーネント」を選択することで同一マシンにインストールできます。Pgpool-IIをアプリケーションサーバと同じサーバにインストールする場合、および、データベースサーバおよびアプリケーションサーバと異なる専用サーバにインストールする場合は、“付録J Pgpool-II利用時のシステム構成”を参照してください。
選択した製品がインストールされている場合は、再インストールまたはマルチバージョンインストールを選択する画面が製品ごとに表示されます。表示された画面に従って、インストール方法を選択してください。
5. インストール情報の確認
インストール情報の確認画面が表示されます。
[y]を入力してリターンキーを押すと、インストールが開始されます。
設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押し、表示された画面に従って設定を変更します。変更可能な情報がない場合は、選択肢[c]は表示されません。
インストール時に、WebAdminのセットアップを実行しなかった場合は、“付録B WebAdminのセットアップ/アンセットアップ”を参照し、セットアップを実行してください。
6.変更後のインストール情報の確認
インストール情報を変更した場合は、変更後のインストール情報が表示されます。
[y]を入力してリターンキーを押すと、インストールが開始されます。
再度、設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。
7. インストール状態の表示
インストールが開始されると、インストール状態が表示されます。
なお、WebAdminのセットアップを実行する場合で、セットアップが失敗した場合でも、処理は継続します。以下のメッセージが表示された場合は、インストール終了後に手動でWebAdminのセットアップを実行してください。WebAdminのセットアップ方法については、“B.1 WebAdminセットアップ”を参照してください。
セットアップを開始します。 WebAdminをセットアップします。 ERROR: WebAdminのセットアップが失敗しました。
8.インストール完了
インストールが終了すると、インストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。
インストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。
インストールが正常終了しました。
注意
インストール中にエラーが発生していた場合は、エラーメッセージを読んで原因を取り除いてから、再度、install.shコマンドを実行してください。