List Creatorでは、イベント通知機能を利用するために、イベント通知APIのモジュールおよびサンプルプログラムを提供しています。
以下に、イベント通知APIのモジュール構成およびサンプルプログラムの格納先を示します。
●モジュール構成
イベント通知APIは、以下の構成となっています。
ファイル名 | 説明 | 格納ディレクトリ |
---|---|---|
f3gbjgex.h | インクルードファイル | List Creatorインストールディレクトリ\Public\include |
f4gbjgex.lib | インポートライブラリ | List Creatorインストールディレクトリ\Public\lib |
イベント通知APIは、以下の構成となっています。
ファイル名 | 説明 | 格納ディレクトリ |
---|---|---|
f3gbjgex.h | インクルードファイル | /opt/FJSVoast/public/include |
libf3gbjgex.a | 静的ライブラリ | /opt/FJSVoast/public/lib |
イベント通知APIは、以下の構成となっており、32ビット用と64ビット用2種類があります。ご使用の環境にあわせてどちらかをご使用ください。
-32ビット用
ファイル名 | 説明 | 格納ディレクトリ |
---|---|---|
f3gbjgex.h | インクルードファイル | /opt/FJSVoast/public/include |
libf3gbjgex.a | 静的ライブラリ | /opt/FJSVoast/public/lib |
-64ビット用
ファイル名 | 説明 | 格納ディレクトリ |
---|---|---|
f3gbjgex.h | インクルードファイル | /opt/FJSVoast/public/include |
libf4gbjgex.a | 静的ライブラリ | /opt/FJSVoast/public/lib |
注意
【UNIX系OS版】で、アプリケーションを作成する場合は、以下の点に注意してください。
アプリケーションでは「libdl.so」もリンクしてください。
以下のいずれかで、List Creatorのライブラリ格納フォルダ「/opt/FJSVoast/lib」を設定してください。
アプリケーションの作成時に、ライブラリ検索ディレクトリ「RPATH」に設定する。
アプリケーションの実行時に、環境変数「LD_LIBRARY_PATH」に設定する。
イベント通知APIは、マルチスレッドプログラム専用です。シングルスレッドプログラムからは使用しないでください。
イベント通知APIを使用したアプリケーションの実行中に、シグナル「SIGPIPE」が発生する場合があります。イベント通知APIを呼ぶ前に、アプリケーションでシグナル「SIGPIPE」をマスクしてください。詳細はサンプルプログラムを参照してください。
ポイント
Solaris 用のアプリケーションを作成する場合は、関数や構造体で使用するデータ型は、f3gbjgex.hで以下のように宣言しています。
DWORD→unsigned long
LPDWORD→unsigned long *
VOID→void
LPVOID→void *
LPBYTE→unsigned char *
LPSTR→char *
Linux for Intel64 用アプリケーションを作成する場合は、関数や構造体で使用するデータ型は、f3gbjgex.h で以下のように宣言しています。
DWORD → unsigned int
LPDWORD → unsigned int *
VOID → void
LPVOID → void *
LPBYTE → unsigned char *
LPSTR → char *
HANDLE → unsigned long
サンプルプログラム
List Creatorでは、イベント通知APIのサンプルを提供しています。
以下に格納されています。
【Windows(x64)版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\Public\sample\samplewait.c |
【UNIX系OS版】の場合
/opt/FJSVoast/public/sample/samplewait.c |