実行時には、以下の環境変数を設定してください。
●開発時
Javaソースをコンパイルするときには、Jarファイル(fjoajif.jar)をCLASSPATHに設定します。
以下にjavacコマンドでコンパイルするときの例を示します。
javac -classpath .:/opt/FJSVoast/classes/fjoajif.jar Xyz.java (*1)
*1:コンパイルするソース名を指定します。
●実行時
コンパイルしたプログラムを実行するときには、Jarファイル(fjoajif.jar)をCLASSPATHに設定します。List Creatorでローカル出力時にOWFファイル生成を行う場合は、CLASSPATHにJarファイル(fjoaweb.jar)も設定してください(リモート帳票出力およびコネクタ連携時は不要)。
コネクタ連携を行う場合は、CLASSPATHに以下のJarファイルを設定してください。
ardus.jar
ardusobj.jar
ArdusRepository.jar
jomcli.jar
jomrequester.jar
以下にjavaコマンドで実行するときの例を示します。
java -classpath .:/opt/FJSVoast/classes/fjoajif.jar Xyz (*1) または、 java -classpath .:/opt/FJSVoast/classes/fjoajif.jar:/opt/FJSVoastw/classes/fjoaweb.jar Xyz (*1) または、 java -classpath .:/opt/FJSVoast/classes/fjoajif.jar: /opt/FJSVoast/remoteprint/requester/lib/ardus.jar: /opt/FJSVoast/remoteprint/requester/lib/ardusobj.jar: /opt/FJSVoast/remoteprint/requester/lib/ArdusRepository.jar: /opt/FJSVoast/remoteprint/requester/lib/jomcli.jar: /opt/FJSVoast/remoteprint/requester/lib/jomrequester.jar Xyz (*1)
*1:コンパイルしたJavaクラス名を指定します。
実行時には、以下の環境変数を設定してください。
注意
Javaインタフェースを利用する環境によって、例に示す方法とは違う方法で環境変数を設定する必要がある場合があります。詳細については、ご利用になる環境のマニュアルを参照してください。
List Creatorのライブラリ格納フォルダを指定する環境変数です。
Javaインタフェースは、JNI(Java Native Interface)を利用しているため、JNIのShared Libraryがロード可能なように、環境変数LD_LIBRARY_PATHを設定しておく必要があります。
この環境変数は、必ず指定してください。
この環境変数にList Creatorの以下のライブラリ格納フォルダが最優先になるように追加してください。
/opt/FJSVoast/lib
/opt/FJSVoastw/lib(OWF ファイルを生成する場合のみ)
また、Charset Managerを使用する場合は、以下のライブラリ格納フォルダを追加してください。
【Solaris版】の場合
「/etc/opt/FSUNiconv/lib」
「/etc/opt/FSUNiconv/lib/sparcv9」
【Linux for Intel64版】の場合
「/etc/opt/FSUNiconv/lib」
「/etc/opt/FSUNiconv/lib64」
以下に、指定例を示します。
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVoast/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH |
コマンドの実行環境の文字コード系(Javaインタフェースが帳票を扱うときの文字コード系)を指定する環境変数です。
EUCコード系か、Shift-JISコード系か、またはUNICODE(UTF8)コード系かを指定してください。
文字コードは、この環境変数、またはFormBaseインタフェースのsetFileTypeメソッドで必ず指定してください。
以下に、アプリケーションサーバのオペレーティングシステムごとに、環境変数LANGに指定できる値を示します。
指定できる値(*1) | 意味 |
---|---|
ja(*2) | EUCコード系であることを示します。 |
ja_JP.PCK | Shift-JISコード系であることを示します。 |
ja_JP.UTF-8 | UNICODE(UTF8)コード系であることを示します。 |
*1:
指定できる値以外の値(文字列)が指定された場合、帳票出力時に日本語が表示されないなどの問題が発生します。
*2:
「ja」または「ja_JP.eucJP」を指定した場合は、必ず環境変数OA_EUCTYPEでEUCコード種別(「u90」または「s90」)を指定してください。なお、「ja」または「ja_JP.eucJP」のどちらかを指定しても、動作に違いはありません。
指定できる値(*1) | 意味 |
---|---|
ja_JP.eucJP(*2) | EUCコード系であることを示します。 |
ja_JP.UTF-8 | UNICODE(UTF8)コード系であることを示します。 |
*1:
指定できる値以外の値(文字列)が指定された場合、帳票出力時に日本語が表示されないなどの問題が発生します。
*2:
「ja_JP.eucJP」を指定した場合は、必ず環境変数OA_EUCTYPEでEUCコード種別(「u90」または「s90」)を指定してください。
以下に、指定例を示します。
LANG=ja_JP.UTF-8 |
LANG=ja_JP.PCK |
文字コード系にEUCコード系を指定した場合、EUCコード種別を指定する環境変数です。
環境変数LANGにEUCコード系(「ja」または「ja_JP.eucJP」)を指定した場合は、必ずこの環境変数でEUCコード種別を指定してください。
なお、環境変数LANGにShift-JISコード系(「ja_JP.PCK」)、またはUNICODE(UTF8)コード系(「ja_JP.UTF-8」など)を指定した場合は、この環境変数を指定しても無効になります。
環境変数LANGにEUCコード系(「ja_JP.eucJP」)を指定した場合は、必ずこの環境変数でEUCコード種別を指定してください。
なお、環境変数LANGにUNICODE(UTF8)コード系(「ja_JP.UTF-8」など)を指定した場合は、この環境変数を指定しても無効になります。
以下に、環境変数OA_EUCTYPEで指定できる値を示します。
指定できる値 | 意味 |
---|---|
u90(*1) | EUC(U90)コード系であることを示します。 |
s90(*1) | EUC(S90)コード系であることを示します。 |
*1:必ず小文字で指定してください。
以下に、指定例を示します。
LANG=ja_JP.eucJP |
LANG=ja_JP.eucJP |
注意
帳票定義情報は、ユーザアプリケーションの実行環境に合わせてコード変換しておく必要があります。詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。