prputexコマンドは、コネクタ連携機能を利用した帳票出力を行う場合に使用するコマンドです。
List Creatorのコネクタ連携運用では、アプリケーションサーバに配置(管理)されている資源を帳票出力サーバへ転送し、帳票出力サーバで帳票の生成を行います。帳票出力サーバに生成した帳票は、帳票出力サーバで出力する以外に、アプリケーションサーバに転送し、配置することができます。
prputexコマンドの記述例について、以下の場合に分けて記述します。
‐PDFファイルをアプリケーションサーバに配置する場合
‐OWFファイルを帳票出力サーバに生成する場合
‐Excelファイルをアプリケーションサーバに配置する場合
‐TIFFファイルをアプリケーションサーバに配置する場合
以下に、アプリケーションサーバがWindowsの場合とUNIX系OSの場合に分けて記述します。
●アプリケーションサーバがWindowsの場合
アプリケーションサーバ(Windows)から帳票、データファイル、およびメディアデータファイルを転送し、帳票出力サーバ(Windows)「hostA」で生成されたPDFファイルをアプリケーションサーバに配置します。
帳票は、アプリケーションサーバの「List Creator インストールディレクトリ\Assets」配下の「社員証」を使用します。
データファイルは、アプリケーションサーバの「List Creator インストールディレクトリ\Data」配下の「社員証.dat」を使用します。
メディアデータファイルは、アプリケーションサーバの「List Creatorインストールディレクトリ\Data」配下の「SYASIN.bmp」を使用します。
帳票出力サーバで生成したPDFファイル(「社員証.pdf」)は、アプリケーションサーバの「C:\tmp\Pdf」配下に配置します。
prputex -h hostA -d "アプリケーションサーバのList Creatorインストールディレクトリ\Assets" -s "社員証" -n "アプリケーションサーバのList Creatorインストールディレクトリ\Data\社員証.dat" -lckeeppdf "アプリケーションサーバのC:\tmp\Pdf\社員証.pdf" -lcvisualfile "アプリケーションサーバのList Creatorインストールディレクトリ\Data\SYASIN.bmp" -z -atdirect file
●アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合
以降、Bourneシェルを使用した場合の記述例について示します。
アプリケーションサーバ(UNIX系OS)から帳票、データファイル、およびメディアデータファイルを転送し、帳票出力サーバ(UNIX系OS)「hostA」で生成されたPDF ファイルをアプリケーションサーバに配置します。
帳票は、アプリケーションサーバの「/home/user1/Assets」配下の「SYAINS」を使用します。
データファイルは、アプリケーションサーバの「/home/user1/Data」配下の「SYAINS.dat」を使用します。
メディアデータファイルは、アプリケーションサーバの「/home/user1/Data」配下の「SYASIN.bmp」を使用します。
帳票出力サーバで生成したPDFファイル(「SYAIN.pdf」)は、アプリケーションサーバの「/home/user1/PDF」配下に配置します。
PATH=/opt/FJSVoast/bin:$PATH LANG=ja_JP.eucJP OA_EUCTYPE=u90 LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVoast/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:/usr/java/j2sdk1.4.2/jre/lib/
(*1)
i386:/usr/java/j2sdk1.4.2/jre/lib/i386/client:$LD_LIBRARY_PATH (*1) export PATH LANG OA_EUCTYPE LD_LIBRARY_PATH prputex -h hostA -d "アプリケーションサーバの/home/user1/Assets" -s "SYAINS" -n "アプリケーションサーバの/home/user1/Data/SYAINS.dat" -lcvisualfile "アプリケーションサーバの/home/user1/Data/SYASIN.bmp" -lckeeppdf "アプリケーションサーバの /home/user1/PDF/SYAIN.pdf" -z -atdirect file
*1:
アプリケーションサーバのList Creatorが【UNIX系OS版】の場合、環境変数LD_LIBRARY_PATHにJava実行環境ライブラリ(libjvm.so、libjava.so)が存在するディレクトリを設定する必要はありません。
以下に、アプリケーションサーバがWindowsの場合とUNIX系OSの場合に分けて記述します。
●アプリケーションサーバがWindowsの場合
アプリケーションサーバ(Windows)からデータファイルを転送し、帳票出力サーバ(Windows)「hostA」に配置済みの帳票とメディアデータファイルを使用して、帳票出力サーバにOWF ファイルを生成します。
帳票は、帳票出力サーバの「List Creator インストールディレクトリ\Assets」配下の「社員証」を使用します。
データファイルは、アプリケーションサーバの「List Creator インストールディレクトリ\Data」配下の「社員証.dat」を使用します。
メディアデータファイルは、帳票出力サーバの「List Creator インストールディレクトリ\Data」配下の「SYASIN.bmp」を使用します。
OWFファイルは、帳票出力サーバの「C:\tmp\Owf」配下に「社員証.owf」で生成します。
prputex -h hostA -a "帳票出力サーバのList Creator インストールディレクトリ\Assets" -s "社員証" -n "アプリケーションサーバのList Creator インストールディレクトリ\Data\社員証.dat" -b -z -atdirect owf -gcmvisualfile "帳票出力サーバのList Creatorインストールディレクトリ\Data\SYASIN.bmp" -gowffile "帳票出力サーバのC:\tmp\Owf\社員証.owf"
●アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合
以降、Bourneシェルを使用した場合の記述例について示します。
アプリケーションサーバ(UNIX系OS)からデータファイルを転送し、帳票出力サーバ(UNIX系OS)「hostA」に配置済みの帳票およびメディアデータファイルを使用して、帳票出力サーバにOWFファイルを生成します。
帳票は、帳票出力サーバの「/home/user1/Assets」配下の「SYAINS」を使用します。
データファイルは、アプリケーションサーバの「/home/user1/Data」配下の「SYAINS.dat」を使用します。
メディアデータファイルは、帳票出力サーバの「/home/user1/Data」配下の「SYASIN.bmp」を使用します。
OWFファイルは、帳票出力サーバの「/home/user1/Owf」配下に「SYAIN.owf」で生成します。
PATH=/opt/FJSVoast/bin:$PATH LANG=ja_JP.eucJP OA_EUCTYPE=u90 LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVoast/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:/usr/java/j2sdk1.4.2/jre/lib/
(*1)
i386:/usr/java/j2sdk1.4.2/jre/lib/i386/client:$LD_LIBRARY_PATH (*1) export PATH LANG OA_EUCTYPE LD_LIBRARY_PATH prputex -h hostA -a "帳票出力サーバの/home/user1/Assets" -s "SYAINS" -n "アプリケーションサーバの/home/user1/Data/SYAINS.dat" -b -z -atdirect owf -gcmvisualfile "帳票出力サーバの/home/user1/Data/SYASIN.bmp" -gowffile "帳票出力サーバの/home/user1/Owf/SYAIN.owf"
*1:
アプリケーションサーバのList Creatorが【UNIX系OS版】の場合、環境変数LD_LIBRARY_PATHにJava実行環境ライブラリ(libjvm.so、libjava.so)が存在するディレクトリを設定する必要はありません。
以下に、アプリケーションサーバがWindowsの場合とUNIX系OSの場合に分けて記述します。
●アプリケーションサーバがWindowsの場合
アプリケーションサーバ(Windows)から帳票とデータファイルを転送し、帳票出力サーバ(Windows)「hostA」で生成されたExcelファイルをアプリケーションサーバに配置します。
帳票は、アプリケーションサーバの「List Creator インストールディレクトリ\Assets」配下の「売上伝票」を使用します。
データファイルは、アプリケーションサーバの「List Creator インストールディレクトリ\Data」配下の「売上伝票.dat」を使用します。
帳票出力サーバで生成したExcelファイル(「売上伝票.xlsx」)は、アプリケーションサーバの「C:\tmp\Xlsx」配下に配置します。
prputex -h hostA -d "アプリケーションサーバのList Creatorインストールディレクトリ\Assets" -s "売上伝票" -n "アプリケーションサーバのList Creatorインストールディレクトリ\Data\売上伝票.dat" -lckeepxlsx "アプリケーションサーバのC:\tmp\Xlsx\売上伝票.xlsx" -z -atdirect excel
●アプリケーションサーバがUNIX系OS の場合
以降、Bourneシェルを使用した場合の記述例について示します。
アプリケーションサーバ(UNIX系OS)から帳票とデータファイルを転送し、帳票出力サーバ(UNIX系OS)「hostA」で生成されたExcelファイルをアプリケーションサーバに配置します。
帳票は、アプリケーションサーバの「/home/user1/Assets」配下の「URIAGE」を使用します。
データファイルは、アプリケーションサーバの「/home/user1/Data」配下の「URIAGE.dat」を使用します。
帳票出力サーバで生成したExcelファイル(「URIAGE.xlsx」)は、アプリケーションサーバの「/home/user1/Xlsx」配下に配置します。
PATH=/opt/FJSVoast/bin:$PATH LANG=ja_JP.eucJP OA_EUCTYPE=u90 LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVoast/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH export PATH LANG OA_EUCTYPE LD_LIBRARY_PATH prputex -h hostA -d "アプリケーションサーバの/home/user1/Assets" -s "URIAGE" -n "アプリケーションサーバの/home/user1/Data/URIAGE.dat" -lckeepxlsx "アプリケーションサーバの /home/user1/Xlsx/URIAGE.xlsx" -z -atdirect excel
以下に、アプリケーションサーバがWindowsの場合とUNIX系OSの場合に分けて記述します。
●アプリケーションサーバがWindowsの場合
アプリケーションサーバ(Windows)から帳票とデータファイルを転送し、帳票出力サーバ(Windows)「hostA」で生成されたTIFFファイルをアプリケーションサーバに配置します。
帳票は、アプリケーションサーバの「List Creator インストールディレクトリ\Assets」配下の「売上伝票」を使用します。
データファイルは、アプリケーションサーバの「List Creator インストールディレクトリ\Data」配下の「売上伝票.dat」を使用します。
帳票出力サーバで生成したTIFFファイル(「売上伝票.tif」)は、アプリケーションサーバの「C:\tmp\TIFF」配下に配置します。
prputex -h hostA -d "アプリケーションサーバのList Creatorインストールディレクトリ\Assets" -s "売上伝票" -n "アプリケーションサーバのList Creatorインストールディレクトリ\Data\売上伝票.dat" -lckeeptiff "アプリケーションサーバのC:\tmp\TIFF\売上伝票.tif" -z -atdirect tiff
●アプリケーションサーバがUNIX系OS の場合
以降、Bourneシェルを使用した場合の記述例について示します。
アプリケーションサーバ(UNIX系OS)から帳票とデータファイルを転送し、帳票出力サーバ(Linux for Intel64)「hostA」で生成されたTIFFファイルをアプリケーションサーバに配置します。
帳票は、アプリケーションサーバの「/home/user1/Assets」配下の「URIAGE」を使用します。
データファイルは、アプリケーションサーバの「/home/user1/Data」配下の「URIAGE.dat」を使用します。
帳票出力サーバで生成したTIFFファイル(「URIAGE.tif」)は、アプリケーションサーバの「/home/user1/TIFF」配下に配置します。
PATH=/opt/FJSVoast/bin:$PATH LANG=ja_JP.eucJP OA_EUCTYPE=u90 LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVoast/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH export PATH LANG OA_EUCTYPE LD_LIBRARY_PATH prputex -h hostA -d "アプリケーションサーバの/home/user1/Assets" -s "URIAGE" -n "アプリケーションサーバの/home/user1/Data/URIAGE.dat" -lckeeptiff "アプリケーションサーバの /home/user1/TIFF/URIAGE.tif" -z -atdirect tiff