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Interstage List Creator V11.0.0 帳票設計編
FUJITSU Software

11.3.2 入力データ形式が「固定長」の場合

マルチフォーム出力に使用する帳票のうち、一番長い帳票名の長さを「帳票名データフィールド長」とします(帳票名データフィールド長は、一番長い帳票名の長さよりも長くても構いません)。

各レコード(行)の先頭に帳票名を記述します。帳票名が帳票名データフィールド長より短い場合は、帳票名データフィールド長に満たない部分に半角空白を挿入して必ず帳票名データフィールド長の長さでデータを作成します。

データ定義画面の[環境定義]タブで区切り文字に「区切り文字あり」を指定してある場合は、続けて任意の1バイト文字を区切り文字として記述します。「区切り文字なし」を指定してある場合は、区切り文字は記述しません。

続けて1つの帳票を出力するときと同じ形式でデータを記述します。

注意

  • マルチフォーム出力するすべての帳票で、入力データ形式と区切り文字を合わせておいてください。

  • 帳票名データフィールド長は、データファイルを通して同じ長さにしてください。

  • 帳票名データフィールド長は、区切り文字を含まない長さです。また、区切り文字は1バイトです(Shift-JIS以外の場合は、文字コードが0x007F/0x7F以下の1文字です)。

  • 区切り文字と帳票名データフィールド長を帳票の出力時に指定してください。

  • 入力データの文字コード系がShift-JIS以外で、入力データ形式が「固定長」で、区切り文字に「区切り文字あり」を指定した場合、入力データ中の区切り文字には、文字コードが0x007F/0x7F以下の文字を指定してください。

以下に、4つの帳票を別々に出力するデータファイルと、それをマルチフォーム出力する場合のデータファイルの例を示します。

4つの帳票を別々に出力する場合

データファイルを4つ作成し、4つの帳票を別々に出力します。

データファイルの入力データ形式は「固定長」、区切り文字は「区切り文字あり」(空白)です。

帳票「請求書」用データ

0000000  神奈川県川崎市中原区  上小田中X-X-X   △△△△電気  20031221

帳票「明細書」用データ

△△△△電気  20031221  03101 005 0020 カラーテレビ   3 120000
△△△△電気  20031221  03101 005 0022 カラオケセット 1 82000
△△△△電気  20031221  03101 005 0100 電気掃除機     2 23000

帳票「請求明細」用データ

0000000  東京都千代田区  丸の内X-X-X   ○○○○電気  20031221

帳票「請求書明細」用データ

○○○○電気  20031221  03102 005 0100 電気掃除機     2 23000
○○○○電気  20031221  03102 005 0110 冷蔵庫         2 125000
○○○○電気  20031221  03102 005 0201 電気カーペット 5 10000
○○○○電気  20031221  03102 005 0211 電気ストーブ   3 5000
○○○○電気  20031221  03102 005 0221 電気ごたつ     3 7800

4つの帳票をマルチフォーム出力する場合

4つ分のデータをひとまとめにしたデータファイルを1つ作成し、1つの帳票として出力します。

データファイルの入力データ形式は「固定長」、区切り文字は「区切り文字あり」(空白)です。

使用する帳票のうち、一番長い帳票名10バイトを「帳票名データフィールド長」とします。

各レコード(行)の先頭に帳票名を記述し、「帳票名データフィールド長」の10バイトに満たない部分に半角空白を挿入します。続けて区切り文字「空白」を記述します。続けて1つの帳票を出力するときと同じ形式でデータを記述します。

図11.9 マルチフォーム出力時のデータファイル記述形式(固定長)