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Interstage List Creator V11.0.0 帳票設計編
FUJITSU Software

8.10 レコード域共用を定義する

同じ入力データを複数の場所に出力できるように、同じ項目名を持つ複数の項目を定義できます。これを、レコード域共用と呼びます。

レコード域共用を定義する方法を説明します。

=操作手順=
  1. [レコード]タブまたは[データ]タブをクリックします。

    ⇒レコードリストまたはデータリストが表示されます。

  2. レコード域共用を定義したい項目を、レコードリストまたはデータリストから編集領域上にドラッグ&ドロップします。

    ⇒メッセージが表示されます。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    ⇒レコード域を共用した項目が定義されます。
    編集領域上でレコード域共用を定義したい項目を選択し、[編集]-[レコード域共用項目の生成]を選択して、レコード域共用項目を生成することもできます。

注意

  • テキスト項目で、別々の編集形式を指定したレコード域共用項目が存在する場合に、項目長を変更しようとすると、編集形式が「郵便」の項目は、編集形式が「標準」となり、項目長が指定された値に変更されます。

  • 数字項目で、別々の編集形式を指定したレコード域共用項目が存在する場合に、小数部桁数を変更しようとすると、編集形式が「区切り」、または「日付」の項目は、編集形式が「数値」となり、小数部桁数が指定された値に変更されます。

  • 数字項目で、別々の編集形式を指定したレコード域共用項目が存在する場合に、項目長を変更しようとすると、編集形式が「二桁区切り」、「拡張二桁区切り」、または「日付」の項目は、編集形式が「数値」となり、項目長が指定された値に変更されます。

    例:

    Z9:Z9:Z9 が指定された項目と、999999 が指定された項目がレコード域を共用しているときに、999999 の項目のプロパティで小数部桁数を 0 から 2に変更した場合

            小数部桁数が2に変更され、編集形式が「999999」となる。
  • 集計表形式、またはフリーフレーム形式の帳票レイアウト情報で、入力データ形式が「XML形式」の場合、DE(明細)パーティションと他のパーティションでレコード域共用することはできません。
    また、フリーフレーム形式の場合は、同一フレーム内でのみレコード域共用することができます。したがって、以下の場合、レコード域を共用することはできません。

    • 異なるフレーム間でレコード域を共有する場合

    • フレームとフレーム以外でレコード域を共用する場合

  • データ定義画面の[環境定義]タブで、集団項目の扱いに「集団項目名を使用」を指定した場合、レコード域共用項目は、集団項目の構成項目にはしないでください。

  • 選択された項目がロックされている場合、レコード域を共用することはできません。

  • 項目を複数選択したとき、レコード域共用項目が含まれている場合は、共用している項目も変更します。

  • レコード域共用項目を項目種別変更した場合は、共用している項目の項目種別も変更します。

ポイント

  • レコード域共用が定義できる項目は、以下のとおりです。

    • 数字項目

    • テキスト項目

    • 矩形テキスト項目

    • OCR-B項目

  • 集計表形式の帳票レイアウト情報で、RH(レポート頭書き)パーティションとその他のパーティションでレコード域共用を定義する場合は、データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブと[データ定義]タブのどちらか一方で、レコード域共用を指定したデータ項目名に対して、 SHARED 演算子を指定する必要があります。入力データは、SHARED を指定しない方に用意します。

  • 集計表形式の帳票レイアウト情報で、RH(レポート頭書き)パーティション内でレコード域共用を定義する場合は、SHARED演算子を定義する必要はありません。

  • 集計表形式の帳票レイアウト情報で、RH(レポート頭書き)以外のパーティション内でレコード域共用を定義する場合は、SHARED演算子を定義する必要はありません。

  • 集計表形式以外の帳票レイアウト情報で、レコード域共用を定義する場合は、SHARED演算子を定義する必要はありません。