ここでは、List Creator V6.0L10からList Creator V7.0L10への機能追加について説明します。
帳票表現力
帳票の任意の位置にパーティションを複数定義できるフリーフレーム形式をサポートしました。
フリーフレーム形式を使用することで次の出力を行うことができます。
集計表を段組み出力できます。
明細を横方向に展開して出力できます。
矩形テキスト項目内に入力データが入りきらない場合に、矩形テキスト項目とパーティションの縦幅が自動で拡張され、データがすべて出力できるようになりました(帳票形式が集計表形式およびフリーフレーム形式の場合のみ有効)。
矩形テキスト項目内にデータが入りきらない場合に、自動的に矩形テキスト項目の行の高さや文字間隔を詰めたり、フォントを小さくしたりして、データがすべて出力できるようになりました(すべての帳票形式で有効)。
数字項目、テキスト項目、および矩形テキスト項目を帳票出力する場合、帳票出力時に属性を変更するための条件と変更する以下の項目属性を指定できるようになりました。
文字属性(フォントスタイル、色、下線、および抹消線)
背景色
網がけ
以下の演算子が指定された帳票を出力できるようになりました。
TSUM(帳票の先頭に合計を出力できます)
BSUM(BREAKごとの見出しに合計を出力できます)
BTPAGE(BREAKが発生した単位で総ページ数が出力できます)
BPAGE(集計表形式で、BREAKが発生した単位でページ番号を出力できます)
以下の段落が機能拡張されました。
制御頭書き段落(CNTL-HEAD)
$EOP指定をした段落に文が指定できるようになりました。
制御脚書き段落(CNTL-FOOT)
BREAKが発生せずに改ページする場合に、明細の合計など(制御脚書きパーティション)が出力できるようになりました($EOP指定)。
集団印刷する場合に、他の項目との優先順位を付けて集団印刷できるようになりました。
集団印刷の情報として以下の情報が指定された帳票を出力できるようになりました。
罫線の出力を抑止
罫線の出力を抑止した場合の項目の配置(先頭、中央、最後)
罫線の出力を抑止した場合の矩形テキスト項目の拡張方法(すべてのデータを出力、パーティションの範囲内で出力)
PDFファイル保存時に、以下のバーコードが出力できるようになりました。
Code 3 of 9(EIAJ準拠)
出力できる様式は、様式C-3ラベル、様式Dラベル、標準納品書、および標準返品伝票の1段表記です。
「EIAJ-EDI標準2001年版」に準拠しています。
EAN-128(コンビニエンスストア向け)
「UCC/EAN-128による標準料金代理収納ガイドライン」に準拠しています。
Industrial 2 of 5
Interleaved 2 of 5
UPC バージョンA
UPC バージョンE
EAN-13
U.S. POSTNET(Delivery Point Code)
U.S. POSTNET(ZIP + 4 Code)
U.S. POSTNET(5-Digit ZIP Code)
FIM A(U.S. Postal FIM)
FIM B(U.S. Postal FIM)
FIM C(U.S. Postal FIM)
数字項目に以下の編集形式が指定された帳票を出力できるようになりました。
小数部桁数の編集形式
「.9ZZ」、「.ZZZ」
通貨記号の先頭表示
「\--,--9」
通貨記号の後方出力
「ZZZ,ZZ9\」、「ZZZ,ZZ9\CR」、「ZZZ,ZZ9CR\」、「ZZZ,ZZ9\DB」、「ZZZ,ZZ9DB\」、「ZZZ,ZZ9\-」、「ZZZ,ZZ9-\」、「-ZZZ,ZZ9\」、「---,--9\」
先頭の通貨記号、または符号の浮動位置出力
矩形テキスト項目に以下の情報が指定された帳票を出力できるようになりました。
行頭禁則文字
行末禁則文字
句読点のぶら下げ
行頭/行末禁則
追い出し後の両端揃え
組込みメディア項目に以下の情報が指定された帳票を出力できるようになりました。
メディアデータの解像度で出力(クリッピング指定がある場合にのみ指定できます)
透過色
数字項目の通貨記号に4バイトまでの文字が指定された帳票を出力できるようになりました。
以下の項目に、上向き、下向き、左向きの文字列方向が指定された帳票を出力できるようになりました。
固定リテラル項目
数字項目
テキスト項目
OCR-B項目
日付項目
時刻項目
固定リテラル項目、テキスト項目、日付項目、時刻項目の文字ピッチに1.5ピッチが指定された帳票を出力できるようになりました。
PDFファイル保存時に、組込みメディア項目にPNGデータが出力できるようになりました。
帳票業務情報
任意のファイルが添付された帳票をPDFファイル保存できるようになりました。
保存したPDFファイルを開く際のAdobe Readerの以下の動作が指定された帳票をPDFファイル保存できるようになりました。
PDFファイルの自動印刷指定
ツールバーの表示指定
メニューバーの表示指定
全画面表示指定
EAN-128のバーコードを出力する指定がある帳票をPDFファイル保存できるようになりました。
バーコードを項目のサイズに収まるように出力する指定がある帳票をPDFファイル保存できるようになりました。
帳票出力
Web手元印刷機能で、Webブラウザ側でのプレビュー後の印刷を抑止する機能を追加しました。
Web手元印刷機能(Webアプリケーション連携機能)で、外字をエンベッド(埋込み)することができるようになりました。
Web手元印刷機能で、Netscape Navigator 6およびNetscape Navigator 7が使用できるようになりました。
入力データに該当するデータが存在しない場合でもエラーとならずに出力できるようになりました。
帳票出力サーバで生成したPDFファイルやOWFファイルをアプリケーションサーバで取得できる「コネクタ連携機能」を追加しました。
ColdFusion MXに対応したCFXカスタムタグインタフェースを追加しました。
帳票出力コマンドで、OWFファイルが生成できるようになりました。
実行時に以下の属性が指定できるようになりました。
PDFファイル保存時に帳票が切り替わったときにしおりを挿入する指定
PDFファイル保存時にデータが切り替わったときにしおりを挿入する指定
PDF文書情報ファイル
メディアデータ格納ディレクトリを複数指定
PDFファイル保存時、128ビット暗号化したPDFファイルを作成できるようになりました。
集計表形式およびフリーフレーム形式の場合、1パーティションに出力できる項目の最大数を128項目から2000項目に拡張しました。
リモート帳票出力機能で、帳票出力時にアプリケーションサーバに配置したファイルを帳票出力サーバへバイナリモードで転送できるようになりました。
他製品連携
コネクタ連携機能の使用時に、List Managerと連携できるようになりました。
コネクタ連携機能の使用時に、負荷分散装置(IPCOM)、および負荷分散ソフトウェア(Traffic Director)を使用できるようになりました。