ここでは、List Creator V10.5.0からList Creator V10.6.0への機能追加について説明します。
設計時の操作性
プレビューについて、以下の機能追加を行いました。
項目名ラベル付きデータの雛形データファイルが生成できるようになりました。
項目名ラベル付きデータファイルを指定してプレビューできるようになりました。
帳票出力
2019年5月1日に施行された新元号について対応しました。
ただし、キーワード「GENGO」で和暦を指定している場合は、「GENGO」の指定が優先されます。
帳票出力情報ファイルおよび帳票出力環境設定ファイルで、以下の指定ができるようになりました。
指定できるキーワードは以下のとおりです。
キーワード(説明) | 帳票出力情報 | 帳票出力環境 |
---|---|---|
GANNEN(元年表記指定) | ○ | ○ |
属性切替え定義ファイルで、以下の機能が指定できるようになりました。
指定した条件が真の場合に日本語フォントを切り替える識別子(RULE_FONT_JAPANESE)
指定した条件が真の場合に英文フォントを切り替える識別子(RULE_FONT_ENGLISH)
キーワードの指定については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してください。
Excelファイル出力について、Microsoft Excel 2019に対応しました。
Excelファイル出力時、以下の機能が指定できるようになりました。
出力する最大シート数および行数の拡張指定(XLSX-OFFICEへのモード追加、XLSX-LINELIMITNUM)
キーワードの指定については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。
SSIS連携機能で、SQL Server 2017 Integration Servicesと連携できるようになりました。
これにより、Windows Server 2016およびWindows Server 2019に対応しました。
PDF手元非表示印刷機能およびPDFリモート印刷機能で、以下の製品に対応しました。
Adobe Acrobat DC 2015、Adobe Acrobat DC Continuous、Adobe Acrobat 2017
Adobe Acrobat Reader DC 2015、Adobe Acrobat Reader DC Continuous、Adobe Acrobat Reader 2017
帳票定義情報に以下が定義されているとき、バーコード項目のデータがすべて半角空白の場合にバーコード項目の出力を抑止するモードを追加しました。
帳票のプロパティのバーコードタブの「入力データ長が項目長に満たない場合、空白で埋める」にチェックなしが指定されている
なお、本機能を有効にする場合、環境設定が必要です。詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のList Creatorの環境設定コマンドの「バーコード項目のデータがすべて半角空白の場合の動作」に関する記載を参照してください。
PDFメール配信
認証が必要なSMTPサーバを使用して、PDFメール配信ができるようになりました。
SMTP認証に使用するパスワードを、暗号化して管理できるようになりました。
PDFメール配信機能において、SMTP認証方式、SMTP認証に使用するユーザーIDが設定できるようになりました。
オペレーティングシステム
以下の機能について、Windows Server 2019に対応しました。
List Creator Enterprise Edition
List Creator Standard Edition
List Creator Connector
List Creator デザイナ
上位ツール/データベース連携機能
Navigator連携機能が、Windows Server 64ビットOSで使用できるようになりました。
保守
帳票様式定義の仕様印刷について以下の機能追加を行いました。
フリーフレーム形式、および集計表形式の帳票の場合に拡張定義に関する情報が出力できるようになりました。
帳票レイアウトイメージを項目名ラベル付きデータファイルを指定して出力できるようになりました。
V10.6.0では、以下の機能を廃止しました。
上位ツール/データベース連携機能
XBRLデータ対応機能を廃止しました。
Database Direct連携機能を廃止しました。