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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.6<Cloud Services 編>
FUJITSU Software

20.7 強制停止方式

AWS環境でのクラスタシステムでは、非同期型強制停止方式を使用します。

本方式は、異常が発生しているノードに対し強制停止を行い、ノードの停止が完了する前に切替えを開始します。それにより、切替え時間が短縮でき、ノードの停止が完了しないことによるLEFTCLUSTER状態で業務が停止することはありません。

また、サーバ間ミラーリングの機能により、切替え時にデータ同期用の通信を遮断します。これにより、複数ノードからの業務データへの同時アクセスを防止し、データを保証します。

なお、クラスタパーティション発生時、各ノードは生存優先度に従って、以下のような動作となります。

注意

  • OSのパニック発生時、メモリダンプの出力中にクラスタノードの電源断が実行され、完全な状態のメモリダンプを採取できない場合があります。

  • サーバ間ミラーリングのスライス先行縮退オプションは設定できません。

  • OSのパニック発生時、OSが自動で再起動しないため、手動での再起動が必要です。

  • 共用ファイルシステムサービスは使用できません。ボリュームデータの引継ぎを行う場合は、サーバ間ミラーリングを使用してください。