本書は、クラウド環境でPRIMECLUSTERを使用する際に、起点としてご使用頂きたいマニュアルです。
クラウド環境での、PRIMECLUSTERシステムの導入から運用管理までの一連の流れ/操作について説明しています。
本書の読者
本書はクラウド環境でPRIMECLUSTER 4.6を使用して、クラスタシステムの導入・運用管理を行う、すべてのユーザと、PRIMECLUSTER上にアプリケーションを作成するプログラマを対象にしています。
本書について
本書は5部と付録、用語集で構成されています。各部の内容は以下のとおりです。
対象:FJcloud-O 環境にPRIMECLUSTERシステムを構築するシステム管理者
内容:FJcloud-O 環境において、PRIMECLUSTERシステムの導入から運用管理までの一連の流れ/操作を説明します。
対象:ニフクラ 環境にPRIMECLUSTERシステムを構築するシステム管理者
内容:ニフクラ 環境において、PRIMECLUSTERシステムの導入から運用管理までの一連の流れ/操作を説明します。
対象:FJcloud-ベアメタル 環境にPRIMECLUSTERシステムを構築するシステム管理者
内容:FJcloud-ベアメタル 環境において、PRIMECLUSTERシステムの導入から運用管理までの一連の流れ/操作を説明します。
対象:AWS 環境にPRIMECLUSTERシステムを構築するシステム管理者
内容:AWS 環境において、PRIMECLUSTERシステムの導入から運用管理までの一連の流れ/操作を説明します。
対象:Azure 環境にPRIMECLUSTERシステムを構築するシステム管理者
内容:Azure 環境において、PRIMECLUSTERシステムの導入から運用管理までの一連の流れ/操作を説明します。
対象:PRIMECLUSTERシステムを使用する、すべてのユーザ
内容:本マニュアルの主な変更内容について説明します。
対象:PRIMECLUSTERシステムを使用する、すべてのユーザ
内容:PRIMECLUSTERシステムの用語について説明します。
関連マニュアル
以下のマニュアルはクラスタ設定を行う際に必要に応じて参照してください。
PRIMECLUSTER コンセプトガイド
PRIMECLUSTER 導入運用手引書
PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書
PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書
PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書
PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書
PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書(伝送路二重化機能編)
PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>
PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>
PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>
PRIMECLUSTER かんたん設計構築ガイド
FJQSS (資料採取ツール) ユーザーズガイド
注意
PRIMECLUSTERの関連ドキュメントには上記マニュアル以外に以下のドキュメントがあります。
PRIMECLUSTER ソフトウェア説明書/インストールガイド
PRIMECLUSTERの各製品に添付されるソフトウェア説明書およびインストールガイドです。
データは各製品の“DVD”に格納されています。また、ファイル名については、「製品のご案内」を参照ください。
マニュアルの印刷について
マニュアルの印刷をする場合には、PRIMECLUSTER製品用DVDの中に入っているPDFファイルを利用してください。PDFファイル名とマニュアルとの関係については、製品に添付されているPRIMECLUSTERのソフトウェア説明書を参照してください。
PDFファイルの参照・印刷には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerの入手方法については、Adobe Systems Incorporated. (アドビシステムズ社)のホームページを参照してください。
オンラインマニュアルについて
オンラインマニュアルを参照するためには、クラスタ管理サーバでユーザ名をwvroot、clroot、cladmin、clmonのいずれかのユーザグループに登録してください。
ユーザグループの登録の方法、ユーザグループの意味については、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”の“4.3.1 クラスタを管理するユーザの作成”を参照してください。
本書の表記について
実行にシステム管理者(ルート)権限が必要なコマンドライン例の場合、先頭にシステム管理者プロンプトを示すハッシュ記号(#)が付いています。システム管理者権限を必要としないエントリの場合、先頭にドル($)が付いています。
Linux(R)オペレーティングシステムコマンドの後ろにマニュアルページのセクション番号が括弧付きで示されています。―例: cp(1)
印字されない文字のキーストロークは、<Enter>や<F1>などのキーアイコンで表示されます。たとえば、<Enter>はEnterというラベルの付いたキーを押すことを意味し、<Ctrl>+<B>は、CtrlまたはControlというラベルの付いたキーを押しながら<B>キーを押すことを意味します。
以下の書体は特定要素の強調に使用されます。
書体 / 記号 | 使用方法 |
---|---|
均等幅 | コンピュータ出力、およびプログラムリスト:テキスト本文中のコマンド、ファイル名、マニュアルページ名、他のリテラルプログラミング項目 |
斜体, <斜体> | 具体的な数値/文字列に置き換える必要のある変数 ―入力値― |
<均等幅> | 具体的な数値/文字列に置き換える必要のある変数 ―表示値― |
太字 | 記述どおりに入力する必要のあるコマンドライン項目 |
“均等幅” | 参照先のタイトル名、マニュアル名、画面名等 |
[均等幅] | ツールバー名、メニュー名、コマンド名、アイコン名 |
<均等幅> | ボタン名 |
例1.
以下に/etc/passwdファイルのエントリの一部を示します。
root:x:0:0:root:/root:/bin/bash bin:x:1:1:bin:/bin:/bin/bash daemon:x:2:2:daemon:/sbin:/bin/bash lp:x:4:7:lp daemon:/var/spool/lpd:/bin/bash
例2.
cat(1)コマンドでファイルの内容を表示するには、以下のコマンドラインを入力します。
$ cat ファイル名
特に注意すべき事項の前には以下の記号が付いています。
ポイント
ポイントとなる内容について説明します。
注意
注意する項目について説明します。
例
例題を用いて説明します。
参考
参考となる内容を説明します。
参照
参照するマニュアル名などを説明します。
Red Hat Enterprise Linux をRHELと略しています。
FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-OをFJcloud-Oと略しています。
FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-VをFJcloud-Vと略しています。
FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-ベアメタルをFJcloud-ベアメタルと略しています。
FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azureをfor Azureと略しています。
FUJITSU Hybrid IT Service for AWSをfor AWSと略しています。
本書における"ニフクラ"は、富士通株式会社が販売するFJcloud-Vおよび富士通クラウドテクノロジーズ株式会社が販売するニフクラを総称しています。
本書における"Azure"は、富士通株式会社が販売するfor Azureおよび米国 Microsoft Corporationが販売するMicrosoft Azureを総称しています。
本書における"AWS"は、富士通株式会社が販売するfor AWSおよびAmazon.com, Inc.が販売するAWS (Amazon Web Services)を総称しています。
輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
商標について
Red Hat および Red Hat Enterprise Linux は米国およびそのほかの国において登録された Red Hat, Inc. の商標です。
Linux(R) は米国及びその他の国における Linus Torvalds の登録商標です。
Oracle とJava は、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
Amazon Web Services は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の登録商標です。
Microsoft、Windows、Azure および Internet Explorer は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
Symfowareは、富士通株式会社の商標または登録商標です。
PRIMECLUSTERは、富士通株式会社の登録商標です。
その他各種製品名は、各社の製品名称、商標または登録商標です。
お願い
本書を無断で他に転載しないようお願いします。
本書は予告なしに変更されることがあります。
出版年月および版数
2019年12月 初版 |
著作権表示
All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2019-2022
追加・変更内容 | 変更箇所 | 版数 |
---|---|---|
強制停止用ユーザ作成時の説明を追加しました。 | 3.1.1 強制停止用ユーザの作成 | 第3.1版 |
FJcloud-O 環境情報ファイル作成時の説明を変更しました。 | 3.6.2 FJcloud-O 環境情報ファイルの作成 | |
sdtool -s コマンドの表示結果の説明を追加しました。 | 3.7.1.2 シャットダウン機構の設定 | |
FJcloud-ベアメタル環境の説明を追加しました。 | 第3部 FJcloud-ベアメタル環境編 | |
静的ルーティングの設定例の説明を変更しました。 | 21.1.3 インスタンスの設定 | |
AWS Command Line Interface をインストールする際の説明を変更しました。 | 21.2 AWS Command Line Interface のインストール | |
シャットダウン機構を起動する際の説明を変更しました。 | 3.7.1.2 シャットダウン機構の設定 | 第3.2版 |
ニフクラ環境の説明を変更しました。 | 第2部 ニフクラ環境編 | |
kdumpパラメタを設定する際の説明を変更しました。 | 21.6 kdumpの設定 | |
FJcloud-O のオートフェイルオーバ機能の説明を変更しました。 | 1.1 サポート範囲 | 第3.3版 |