データのk-匿名は、データベーステーブルおよびカラムナテーブルのデータに対して、以下の3つのk-匿名アルゴリズムを実行して、指定先のデータベーステーブル、カラムナテーブル、および出力先ファイルに格納します。
参照
k-匿名アルゴリズムの詳細については“リファレンス”の“arax_anonymity”も参照してください。
LocalSuppressionAlgorithmを利用する場合
LocalSuppressionAlgorithmは、指定したカラムの値がk未満の場合に欠損値に変換します。
性別を匿名対象として一意の値については欠損値とする場合の例を以下に示します。
図6.3 例
NcpTopDownAnonymizationAlgorithmを利用する場合
NcpTopDownAnonymizationAlgorithm は、Ncp(Normalized Certainty Penalty)指標を向上するように行を分類してk-匿名にします。
年齢を一般木化(20:20~29/30:30~39/40:40~49)して、年齢が一行のみのものは年齢のデータを欠損値とする場合の例を以下に示します。
図6.4 例
RandomSuppressionAlgorithmを利用する場合
RandomSuppressionAlgorithmは、指定したカラムの存在保護を考慮してk-匿名にします。
図6.5 例