データ蓄積機能では、データの形式や有効期限により蓄積データを管理する単位をカテゴリとして定義します。
カテゴリ定義機能は、カテゴリ定義画面とカテゴリ定義コマンドから構成されています。
カテゴリ定義画面
カテゴリの追加・編集・削除を行うGUIツールです。データ蓄積クライアント上で動作します。
利用者は本ツールを使ってカテゴリの追加・編集・削除を行い、結果をカテゴリ定義ファイルに出力します。
カテゴリ定義コマンド(ddsdef)
カテゴリ定義画面が出力した、カテゴリ定義ファイルの内容を資源管理に適用するコマンドです。
カテゴリ定義コマンドを実行することで、カテゴリ定義画面で行った操作が資源管理に適用されます。
カテゴリ定義画面の内容と実際の定義に不整合が発生しないよう、カテゴリ定義機能は定義した内容のバージョン管理を行っています。
注意
設定した保存期限を経過した蓄積ファイルを削除する場合は、dccdeleteコマンドを使用して削除してください。
参照
カテゴリ定義の詳細は、“Symfoware Analytics Server (Operational Data Store編) 運用ガイド”の以下を参照してください。
“カテゴリを定義する”
“カテゴリ定義画面の設定”
以下の手順でカテゴリ定義ファイルを作成します。
データ蓄積クライアントのデスクトップにあるショートカット“CategoryDefine.exe”をダブルクリックしてカテゴリ定義画面を起動します。
カテゴリ定義画面の説明にしたがって必要な項目を入力します。
参考
カテゴリは999個まで定義できます。
蓄積データファイルを管理するために、DB環境定義ファイルを必要に応じて編集します。
以下の手順で編集します。
DWHサーバ管理者ユーザーでDWHサーバにログインします。
DB環境定義ファイルを編集してカテゴリ管理テーブルの作成先と容量を指定します。
参照
DB環境定義ファイルの編集の詳細は“Symfoware Analytics Server (Operational Data Store編) 運用ガイド”の“DB環境定義ファイルの編集”を参照してください。
作成したカテゴリ定義ファイルをデータ蓄積サーバ機能に適用します。
以下の手順で適用します。
DWHサーバ管理者ユーザーでDWHサーバにログインします。
コマンドプロンプトを[管理者として実行]モードで起動してから、カテゴリ定義コマンド(ddsdef)を実行します。
作成したカテゴリ定義ファイルは、事前にデータ蓄積クライアントからDWHサーバにFTPなどを使用して配置してください。
例
一時ディレクトリに保存したカテゴリ定義ファイル(CategoryExec.xml)の内容を適用します。
>ddsdef def_file=C:\tmp\CategoryExec.xml
# ddsdef def_file=/tmp/CategoryExec.xml
注意
カテゴリ定義コマンドが異常終了して、動作ログに“ddb00037-e”のエラーメッセージが出力された場合、データ蓄積クライアントの[インストール後の作業]を実施していない可能性があります。
“インストールガイド”の“データ蓄積クライアントのインストール”の“インストール後の作業”を参照して、対処してください。
参考
dcccatコマンドにより、適用したカテゴリ定義の内容を確認できます。
コマンドプロンプトを[管理者として実行]モードで起動してから、dcccatコマンドを実行してください。
カテゴリの定義結果が正しいことを確認してください。
そのあと、確認結果をもとにODS管理者ユーザーに書込み権限がある蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルの格納先ディレクトリを作成してください。