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Interstage Navigator ServerV9.6.0 管理者ガイド(辞書管理ツール編)(Standard Edition用)
FUJITSU Software

8.8.1 異常終了時の対処

8.8.1.1 作業用ディレクトリの削除

Navigatorの操作中に、何らかの原因で異常終了した場合、作業用のディレクトリが残されることがあります。作業用のディレクトリが残されたままになった場合は、Navigatorのすべてのユーザがサーバにログオンしていないことを確認した上で、作業用のディレクトリ全体を削除してください。

作業用のディレクトリは以下のように作成されます。

これらのディレクトリは削除されなかった場合でも、Navigatorの動作には影響ありません。

UNIXの場合

データベースアクセス用の作業ファイル

その他の作業ファイル

Windowsサーバの場合

データベースアクセス用の作業ファイル

その他の作業ファイル

<TMPで指定したディレクトリ> \Kvrc_ <ユーザ名>_<プロセスID>

8.8.1.2 辞書の退避/復元/削除中にサーバが異常終了した場合

辞書の退避中に異常終了した場合

辞書の退避中に、サーバが異常終了した場合は、退避情報が完全に保存されません。

途中まで、退避した情報を削除し、再度、辞書の退避を実行してください。

辞書の削除中に異常終了した場合

辞書の削除中に、サーバが異常終了した場合は、辞書が完全に削除されていない状態になる場合があります。

この場合、辞書の削除を再度実行し、辞書を完全に削除できるか確認してください。辞書の削除ができない場合、または辞書の削除後に辞書を復元しようとするとエラーになる場合は、以下の手順で辞書を回収する必要があります。

  1. 辞書スキーマディレクトリの回収

    辞書スキーマディレクトリは、.kvrgdicのディレクトリです。このディレクトリを削除します。存在しない場合は、削除する必要はありません。

    • UNIXサーバの場合でOS認証の場合

      • 専用実効ユーザを設定していない場合は、管理者ユーザのホームディレクトリ配下に存在します。

      • 専用実効ユーザを設定している場合は、認証タイプ設定ファイル(.rn_auth_type)の辞書ディレクトリの管理者ユーザ名配下に存在します。

    • Windowsサーバの場合でOS認証の場合、システム環境変数「RNUSER」の管理者ユーザ配下に存在します。

      【例】:システム環境変数「RNUSER」が「C:\NAVIDIC」、操作していた管理者名が「admin」の場合、「.kvrgdic」は、以下のディレクトリに存在します。

      C:\NAVIDIC\admin

    注意

    UNIXの場合、ドットで始まるディレクトリ名のため、ls -aでないと表示されないので注意が必要です。

  2. スキーマディレクトリの回収

    スキーマディレクトリは、辞書に登録しているスキーマの名前のディレクトリです。このディレクトリを削除します。辞書スキーマディレクトリと同じ場所に存在します。

  3. 以下のファイルを削除します。

    • UNIXの場合

      .rnおよび.rn_UnderConstructionのファイルを削除します。

    • Windowsの場合

      RN.ENVおよびRN.ENV_UnderConstructionのファイルを削除します。

辞書の復元中に異常終了した場合

辞書の復元を実行中に、サーバが異常終了した場合は、上述の辞書の削除を実施した上で、再度辞書の復元を実施してください。

8.8.1.3 調査用ログの採取

Navigator運用時、異常終了などのトラブルが発生した場合、以下のログ情報を採取し、富士通技術員に連絡してください。

Navigatorシステムログ情報

Navigatorサーバ運用時のエラー情報/トレース情報などが採取されます。

ログファイルの出力形式

【出力先】

【ログファイル名】

ログは、以下の名前で作成されます。

採取方法

ログファイルをそのまま採取してください。

バックアップファイルが存在する場合は一式採取してください。

注意事項