一般利用者に公開しているテーブルの公開を一時的に取り消します。テーブルの定義情報(項目属性も含む)を削除しないで非公開の状態にしておくことにより、公開が可能になった段階で、テーブルを公開に戻すと関連する情報が使用可能となります。
操作の流れ
1.メイン画面のツリービューまたはテーブル一覧でテーブルを選択します。
2.[編集]-[データの公開]-[非公開]メニューをクリックします。
→テーブルが非公開にされます。
注意
テーブルを非公開にすると、テーブルに含まれる項目も同時に非公開となります。また、次の定義情報は、テーブルを再び公開するまで無効になります。
非公開にしたテーブルとの結合関係の定義
非公開にしたテーブルに含まれる項目を使用した演算式の定義
非公開にしたテーブルに含まれる管理ポイントの定義
データベースのテーブルを一般利用者が利用可能な状態にします。
なお、テーブルを公開するためには、そのテーブルが含まれるスキーマが公開されている必要があります。
操作の流れ
1.メイン画面のツリービューまたはテーブル一覧でテーブルを選択します。
2.[編集]-[データの公開]-[公開]メニューをクリックします。
→テーブルが公開されます。
参考
Navigatorの辞書の情報と実際のサーバのデータベースとの不整合のチェックを行う操作もあります。操作は、メイン画面の[ツール]-[整合性チェック]メニューをクリックします。
テーブルを削除した場合には、テーブルの定義情報に不整合が発生します。テーブル情報を削除する必要があります。
テーブルに公開するデータの条件(データの範囲)を設定します。
公開条件は、文字型および数値型の項目に対して設定します。条件を複数の項目に設定した場合、条件はAND条件(論理積)として結合されます。
以下の公開条件の設定ができます。
部門辞書に対して部門ごとの設定ができます。
注意
“3.4.1 一覧モードから登録”の“公開条件を設定するテーブルにアウタジョインを定義する場合の注意”を参照してください。
操作の流れ
1.メイン画面のツリービューまたは「テーブル一覧」でテーブルを選択します。
2.[編集]-[テーブルの公開条件]メニューをクリックします。
→[テーブルの公開条件]画面が表示されます。
3.[項目一覧]から公開条件を設定する項目を選択し、[設定]ボタンをクリックします。
→[公開条件の設定]画面が表示されます。
公開条件の設定が文字型か数値型かによって、それぞれ[公開条件の設定(文字)]画面、または[公開条件の設定(数値)]画面を使います。
4.データの範囲の指定
データ型が文字型の場合は、 [データの範囲]の指定に[対象とする文字列]、[比較方法]などのフィールドが表示されます。
[テーブルの公開条件]画面で選択された項目に対して、ユーザ単位で[データの範囲]を設定します。
[ユーザ名]コンボボックスで[すべてのユーザ]を選択し、[データの範囲]を指定するとすべてのユーザにその条件が設定されます。
公開条件の設定をユーザ個別に設定する場合は、[ユーザ名]でユーザを切り替えて[データの範囲]を設定します。
条件を設定しない場合は、[条件の設定]で[設定しない]を選択します。
データ型が文字の場合は、[対象とする文字列]、[比較方法]、および[対象にするデータ]を指定します。
[対象とする文字列]入力フィールドに、項目のデータ値と比較する文字列を入力します。複数個の文字列を指定する場合は、区切り文字を使用して入力します。
[比較方法]コンボボックスから、項目のデータ値と[対象とする文字列]との比較方法を選択します。
公開の対象とするデータを[対象にするデータ]選択ボックスから選択します。条件に一致する行(レコード)を公開の対象とする場合は、[一致する]を、条件に一致しない行(レコード)を公開の対象とする場合は、[一致しない]を選択します。
データ型が数値型の場合、[下限値]、[上限値]のフィールドが表示されます。
[テーブルの公開条件]画面で選択された項目に対して、ユーザ単位で[データの範囲]を設定します。ユーザ単位で設定するためのユーザの指定方法は「文字型」の説明と同じです。
データ型が数値型の場合は、データの下限値および上限値を指定します。
下限値は、[下限値]入力フィールドに入力します。指定した値を含む場合は[以上]を、指定した値を含まない場合は[より大きい]を指定します。
[以上]、または[より大きい]を指定しない場合は、指定が無効になります。
上限値は、[上限値]入力フィールドに入力します。指定した値を含む場合は[以下]を、指定した値を含まない場合は[より小さい]を指定します。
[以下]、または[より小さい]を指定しない場合は、指定が無効になります。
下限値から上限値までの範囲におさまるデータを持つ行(レコード)が、公開の対象となります。
5.NULL値を公開条件の対象とするか指定できます。
NULL値データを条件に含めるかを、[NULLを含む]チェックボックスで指定します。
6. [OK]ボタンをクリックします。
→[条件一覧]に条件が追加されます。
→[テーブルの公開条件]画面へ戻ります。
7.複数項目に条件を指定する場合、2から6の作業を繰り返します。
設定した条件は、AND(論理積)条件として結合されます。
8. [OK]ボタンをクリックします。
→設定した公開条件が辞書に登録されます。
一般利用者に公開しているテーブルの定義情報を流用して、未公開のテーブルを公開します。このテーブルの公開方法を流用定義と呼びます。テーブルの定義情報は、注釈および同一項目の項目情報です。
操作の流れ
1.メイン画面のツリービューまたはテーブル一覧でテーブルを選択します。
2.[編集]-[テーブルの流用]メニューをクリックします。
→[テーブルの流用]画面が表示されます。
3.[テーブル名]コンボボックスにより、流用するテーブルを選択します。
→[データ型]フィールドに項目のデータ型が表示されます。
4. [OK]ボタンをクリックします。
→テーブルの注釈および同一項目の項目情報が追加されます。