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Interstage Navigator ServerV9.6.0 Navigator APIプログラマーズガイド(Visual Basic編)
FUJITSU Software

4.1 プログラムにおける処理の流れ

Navigator APIを利用するプログラムは、API が提供するプログラムインタフェースを以下の順序で呼び出し、問い合わせおよび集計を行います。

  1. Navigatorサーバへのログオン

  2. 辞書データベース、データソースへの接続

  3. 問い合わせファイルの読み込み

  4. 問い合わせ内容の一時変更

  5. 問い合わせの実行/結果のダウンロード

  6. 問い合わせ結果の取得

  7. Navigatorサーバからのログオフ

Navigatorサーバへのログオン

Navigatorの機能を利用するために、Navigatorサーバへのログオンを行います。

辞書データベース、データソースへの接続

辞書データベースへの接続

辞書データベースに、Postgres、OracleまたはSQL Serverを利用している場合には、Postgres、OracleまたはSQL Serverへの接続を行います。Symfoware Serverは、Navigatorサーバへのログオン時に自動的に接続されるため、辞書データベースへの接続操作は不要です。

データソースへの接続

辞書データベース以外のデータベース、またはCSVファイルなどのデータソースを、分析対象のデータソースとして利用する場合は、データソースへの接続を行う必要があります。

Symfoware Serverは、Navigatorサーバへのログオン時に自動的に接続されるため、接続操作は不要です。

問い合わせファイルの読み込み

Navigatorで作成した問い合わせファイルを読み込みます。問い合わせファイルには、問い合わせや集計の手順が保存されています。

問い合わせ内容の一時変更

読み込んだ問い合わせファイルの内容を変更します。

検索条件などを変更して問い合わせや集計を行うことができます。この変更は一時的なもので、問い合わせファイルには反映されません。

問い合わせの実行/結果のダウンロード

問い合わせファイルの内容に従い、 Navigatorサーバを使って問い合わせや集計を行います。

問い合わせや集計が完了したらその結果をパソコンに転送し、作業ファイルに保存します。作業ファイルは、不要になった時点で、Navigator APIが削除します。

問い合わせ結果の取得

作業ファイルに保存した問い合わせ結果を取得し、アプリケーションプログラムで利用します。

アプリケーションは、問い合わせ結果を一行ずつ取得することができます。また、CSV形式やExcel形式でファイルに保存することができます。

1回読み込んだ問い合わせファイルについて、問い合わせ条件などを変更しながら複数回の問い合わせを行うことができます。この場合は、問い合わせ内容の変更から問い合わせ結果の取得までの処理を、必要なだけ繰り返します。

Navigatorサーバからのログオフ

Navigatorサーバからログオフします。1回のログオン/ログオフで、複数回の問い合わせを行うこともできます。