ランクを付けてデータを集計する場合に指定します。例えば、顧客ごとの売上額、1回当たりの購買額、来店回数などでランクを付けてデータを集計することができます。ランキングによって顧客の相対的な位置づけや、時系列の推移状況を把握することができます。
ランク付けには二つの方法があります。
利用者が「等分」を指定する
例:10等分のランキング
降順、または昇順にランクを付ける
ランク付けした集計項目は、並べ替えの指定によってソートすることもできます。
ランク集計の指定方法を、以下に示します。
[データ]に貼り付いたデータ項目をダブルクリックします。
→[項目の詳細指定]画面が表示されます。
[集計方法]をクリックして集計方法を指定します。
[ランク集計]をチェックします。
ランク付けする場合の並び順として、[降順]、または[昇順]を選択します。
全体を任意の数nで等分割してランク付けする場合は、[等分割]をチェックし分割数nを指定します。
[表側]フィールドに複数の管理ポイントが指定されている場合、「加工する単位」を基準としてランク付けします。
ランク集計の表示
ランク集計の結果出力されるデータのデータ型はINTEGER型です。
データ型については“4.2.2 データ項目の表示内容を変更する”の“集計結果のデータ型を変更する”を参照してください。
ランク集計は以下の集計方法について指定できます。最大、最小は数値型の項目だけが、ランク集計を指定できます。
集計方法 | ランク集計 |
---|---|
合計 | ○ |
合計してから演算 | ○ |
平均 | ○ |
最大 | ○ |
最小 | ○ |
件数(すべて) | ○ |
件数(NULL値を除く) | ○ |
件数(NULL値) | ○ |
件数(重複を除く) | ○ |
件数(正の値) | ○ |
ランク付けを行う単位は「累積」、「構成比」などでの加工する単位や、「並べ替え」の固定する列と同様です。
等分割した場合に端数がでて割り切れない場合には、端数が分散してランク付けされます。
個数=ランクの位置*カテゴリ数/分割数を四捨五入した結果
【例】10カテゴリを7分割した場合
ランク1 1*10/7 = 1.42... ≒ 1まで =>1個 |
等分割した場合は、同じ値であっても、異なるランクとなる場合があります。
この場合、[表側]フィールドに指定した項目のカテゴリの並び順に、ランク付けを行っていきます(カテゴリ順にランク付けをすることで、同じ値に対するランク付け方法を保証しています)。
等分割をしない場合、ランク付けする項目に同じ値がある場合は同じ値でランク付けされます。