AdvancedCopy ManagerのマネージャーとエージェントをIPv4/IPv6アドレスの混在環境で使用する場合、以下の組合せが可能です。
運用管理サーバの  | 管理対象サーバのIPアドレス環境  | ||
|---|---|---|---|
IPv4  | IPv6  | IPv4/IPv6  | |
IPv4  | ○ (IPv4接続)  | ×  | ○ (IPv4接続)  | 
IPv6  | ×  | ○ (IPv6接続)  | ○ (IPv6接続)  | 
IPv4/IPv6  | ○ (IPv4接続)  | ○ (IPv6接続)  | ○ (IPv4/IPv6接続(注))  | 
注: IPv4またはIPv6のどちらか(利用者がAdvancedCopy Managerに登録したIPアドレス)で接続。
ポイント
運用管理サーバのOSおよびAdvancedCopy ManagerにIPv4およびIPv6のIPアドレスを設定すると、IPv4アドレスを持つ管理対象サーバとIPv6アドレスを持つ管理対象サーバを1つの運用管理サーバで管理できます。
AdvancedCopy ManagerにIPv4およびIPv6のIPアドレスを設定する方法は、stgxfwcmmodsrvコマンドを参照してください。
本製品は、バージョン15.3以降でIPv6をサポートしています。このため、IPv6をサポートしている管理対象サーバに導入されているエージェントがバージョン15.2以前の場合、その管理対象サーバとの接続はIPv4接続となります。
注意
IPv4の管理対象サーバとIPv6の管理対象サーバ間は通信できないため、IPv4/IPv6アドレスの混在環境では以下の機能を利用できません。
IPv4の管理対象サーバとIPv6の管理対象サーバ間でのサーバ間レプリケーション
管理対象サーバを管理情報一括バックアップサーバとした、管理情報一括バックアップ
OSにIPv4およびIPv6のIPアドレスが設定されていても、AdvancedCopy Managerに登録できる管理対象サーバのIPアドレスは、IPv4またはIPv6のどちらか一方だけです。
IPv4およびIPv6のIPアドレスを持つ管理対象サーバを、IPv6アドレスでAdvancedCopy Managerに登録した場合の通信可能範囲は、以下のとおりです。
図1.2 IPv4/IPv6アドレス混在環境での通信可否
