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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.9 運用ガイド
FUJITSU Storage

1.2.1 通常デバイス

バックアップ管理、レプリケーション管理では、以下のデバイスをサポートしています。

管理の単位は、ディスクパーティション単位またはLogical Unit(ディスク)単位です。

AdvancedCopy Managerでは、通常デバイスに対するデバイス名として以下を使用します。

udevデバイス名が存在する環境では、udevデバイス名を優先して使用します。udevデバイス名はby-id名とby-path名を使用できますが、by-id名とby-path名の両方が存在する環境の場合、by-id名を優先して使用します。

udevデバイス名が存在する環境でも互換デバイス名を使用して運用する場合は、デバイス情報取得/反映処理の前に、udevデバイス名を使用しないように、情報取得モードを変更しておく必要があります。詳細は、stgxfwcmsetmodeコマンドを参照してください。

注意

  • Logical Unit(ディスク)単位で運用する場合は、「11.1.1.11 Logical Unit(ディスク)単位コピーを実施する場合の注意事項」を参照してください。

  • 情報取得モードは、管理対象サーバごとに設定できます。ただし、1つの管理対象サーバ内でudevデバイス名と互換デバイス名を混在して情報取得モードを設定することはできません。

  • Device Mapper Multipathが導入されている環境でDevice Mapper Multipathデバイスを使用する場合は、Device Mapper Multipathのデバイス名を使用してください(マルチパスの各パスを表す、互換デバイス名やudevデバイス名を使用しないでください)。

  • 本製品は、Device Mapper MultipathデバイスでのLogical Unit(ディスク)単位の運用を未サポートです。

  • EC(Equivalent Copy)を用いたバックアップ管理機能を使用する場合は、Device Mapper Multipathデバイスを、業務ボリュームおよびバックアップボリュームに設定できません。

  • EC(Equivalent Copy)またはREC(Remote Equivalent Copy)を用いたレプリケーション管理機能を使用する場合は、Device Mapper Multipathデバイスを、複写元ボリュームおよび複写先ボリュームに設定できません。

  • ETERNUS Multipath Driverが導入されている環境でudevデバイス名を使用する場合は、by-id名を使用してください。by-id名が生成されていない場合は、by-id名が生成されるように設定を変更してください。

  • ETERNUS Multipath Driverが導入されていない環境でudevデバイス名を使用する場合は、以下に注意してください。

    • by-id使用時のディスク交換、by-path使用時の接続構成変更の場合、udevデバイス名が変更になる可能性があります。udevデバイス名が変更になった場合、「9.5.5 デバイス構成の変更」の手順による対応が必要です。

  • udevデバイスをRAWデバイスにマッピングされている運用もサポートしています。