本書の目的
本マニュアルは、FUJITSU Storage ETERNUS SF AdvancedCopy Manager(以降、“AdvancedCopy Manager”と略します)における運用について説明します。
本書の読者
本マニュアルは、AdvancedCopy Managerを使用してストレージ管理を行うシステム管理者を対象としています。
本書の構成
本マニュアルは、以下の構成になっています。
AdvancedCopy Managerの概要を説明しています。
AdvancedCopy Managerのデーモンを説明しています。
通常のファイルシステムのバックアップ運用を説明しています。
Symfowareと連携したバックアップ運用を説明しています。
Suspend/Resume機能によるバックアップ運用を説明しています。
QuickOPCによるバックアップ運用を説明しています。
レプリケーション運用を説明しています。
Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用したAdvancedCopy Managerのレプリケーション運用を説明しています。
データベースの保守やトラブル発生時の対処方法など、運用における保守方法を説明しています。
各種コマンドの使用方法を説明しています。
運用上の注意事項を説明しています。
バックアップおよびリストアの前後処理を説明しています。
バックアップ運用におけるサンプルシェルスクリプトを説明しています。
レプリケーションの前後処理を説明しています。
システムボリュームのバックアップ/リストアを説明しています。
省電力でのバックアップ運用を説明しています。
KVMサポート機能を利用した運用を説明しています。
本書の表記について
本マニュアルでの表記規則は、本バージョンレベルの『FUJITSU Storage ETERNUS SF Express / Storage Cruiser / AdvancedCopy Manager マニュアル体系と読み方』の「表記規則」に従っています。
輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
商標について
Microsoft、Windows、Windows Server、およびその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
UNIXは、米国およびその他の国におけるThe Open Groupの登録商標です。
OracleとJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
Linuxは、Linus Torvalds氏の登録商標です。
Red Hat、RPMは、米国およびそのほかの国において登録されたRed Hat, Inc.の商標です。
Novellは、米国およびその他の国におけるNovell Inc.の登録商標、SUSEおよびSUSEロゴは、米国およびその他の国におけるSUSE LLCの商標または登録商標です。
HP-UXは、Hewlett-Packard Companyの米国およびその他の国における登録商標です。
AIXは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびvMotionは、VMware, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
出版年月および版数
出版年月 | 版数 | マニュアルコード | |
---|---|---|---|
PDF形式 | HTML形式 | ||
2022年 5月 | 第10.1版 | B1FW-6012-10Z0(01) | B1FW-6012-10Z2(01) |
2021年 8月 | 第10版 | B1FW-6012-10Z0(00) | B1FW-6012-10Z2(00) |
2020年10月 | 第9.2版 | B1FW-6012-09Z0(02) | B1FW-6012-09Z2(02) |
2020年 3月 | 第9.1版 | B1FW-6012-09Z0(01) | B1FW-6012-09Z2(01) |
2019年11月 | 第9版 | B1FW-6012-09Z0(00) | B1FW-6012-09Z2(00) |
2019年 4月 | 第8.1版 | B1FW-6012-08Z0(01) | B1FW-6012-08Z2(01) |
2018年12月 | 第8版 | B1FW-6012-08Z0(00) | B1FW-6012-08Z2(00) |
2017年12月 | 第7版 | B1FW-6012-07Z0(00) | B1FW-6012-07Z2(00) |
2017年 5月 | 第6版 | B1FW-6012-06Z0(00) | B1FW-6012-06Z2(00) |
2016年10月 | 第5版 | B1FW-6012-05Z0(00) | B1FW-6012-05Z2(00) |
2015年10月 | 第4版 | B1FW-6012-04Z0(00) | B1FW-6012-04Z2(00) |
2015年 7月 | 第3.2版 | B1FW-6012-03Z0(02) | B1FW-6012-03Z2(02) |
2015年 3月 | 第3.1版 | B1FW-6012-03Z0(01) | B1FW-6012-03Z2(01) |
2015年 1月 | 第3版 | B1FW-6012-03Z0(00) | B1FW-6012-03Z2(00) |
2014年 6月 | 第2版 | B1FW-6012-02Z0(00) | B1FW-6012-02Z2(00) |
2014年 5月 | 第1.1版 | B1FW-6012-01Z0(01) | B1FW-6012-01Z2(01) |
2013年12月 | 初版 | B1FW-6012-01Z0(00) | B1FW-6012-01Z2(00) |
お願い
本マニュアルの内容を、無断でほかに転載しないようお願いします。
本マニュアルは、予告なしに変更されることがあります。
著作権表示
Copyright 2013-2022 FUJITSU LIMITED
変更内容 | 変更箇所 | 版数 |
---|---|---|
記事を修正しました。 | 10.3.1.4 | 第10.1版 |
以下のソフトウェアに関する情報を削除しました。
| 全体 | 第10版 |
製品構成および機能概要を説明する記事を『概説書』に移動し、本マニュアルから削除しました。 | ||
システム環境によって利用できるソフトウェアのバージョンレベルが異なる場合があることを明記しました。 | 1.1.1、1.1.2 | |
[注意]の記事を修正しました。 | 1.2.1 | |
本マニュアルで使用する用語を、PRIMECLUSTER GDのマニュアルで使用されている用語に合わせました。 | 3.8.3.4、7.8.3.3、7.8.3.4、11.1.6.4、11.1.7.3~11.1.7.5 | |
[注意]を削除しました。 | 7.2.1 | |
アダプター名称"FCRA"を"RA"に修正しました。 | 7.5.2.2 | |
作業手順を修正しました。 | 9.6 | |
不要な記事を削除しました。 | 10.1.2.1、10.3.2.2、10.3.2.4 | |
コマンド実行例を修正しました。 | 10.3.1.4 | |
前処理シェルスクリプトの内容を修正しました。 | A.2.1、A.2.3、A.3.1、C.2.2、C.2.4 | |
AdvancedCopy Managerの機能の詳細について参照するマニュアルを変更しました。 | F.4.1 | |
表10.4において、stgxfwcmdelsrvコマンドの記事を修正しました。 | 10.2 | 第9.2版 |
項を追加しました。 | 11.1.1.20 | |
タイトルを変更しました。 | 第1章、1.1、1.1.1、1.2、1.2.1、1.2.2、1.3、1.5.3 | 第9.1版 |
[ポイント]に記事を追加しました。 | 1.5.3 | |
旧版の「1.5.4 旧バージョンレベルおよびIPv6未サポートOSの混在環境での組合せ」を削除しました。 | - | |
以下のソフトウェアに関する情報を追加しました。
以下の装置およびソフトウェアに関する情報を削除しました。
| 全体 | 第9版 |
表記規則は『FUJITSU Storage ETERNUS SF Express / Storage Cruiser / AdvancedCopy Manager マニュアル体系と読み方』を参照するように変更しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | |
まえがきから「マニュアル体系と読み方」を削除しました。 | まえがき | |
デーモンの起動と停止に関する記事を修正しました。 | 第2章、10.4.2 | |
[注意]に記事を追加しました。 | 3.2.4、4.1.2.5 | |
SnapOPC+の停止に関する説明を追加しました。 | 7.1.1.3、7.7、10.3.2.2~10.3.2.4、11.1.5.2 | |
-lgオプションに関する記述を修正・追加しました。 | 10.1.3.2、10.1.3.3 | |
[注意事項]の表「運用状態に対する処理内容」に記事を追加しました。 | 10.3.2.4 | |
Microsoft Windows Server 2019の情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」および「その他の表記」 | 第8.1版 |
作業手順を修正しました。 | 10.6、10.7.2.1、10.7.2.2 | |
ETERNUS DX8900 S4の情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | 第8版 |
仮想ディスクを追加する場合の注意事項を追加しました。 | F.5.1 | |
Solaris 9の情報を削除しました。 | まえがきの「本書の表記について」、12.1.1 | 第7版 |
ETERNUS DX500 S4/DX600 S4の情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | |
ETERNUS AF250 S2/AF650 S2の情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」、10.5.7 | |
[ポイント]を追加しました。 | 7.5.2.2、F.7.6 | |
表10.1および表10.2の内容を修正しました。 | 10.1 | |
バックアップ/レプリケーションの前後処理スクリプトを修正しました。 | A.2.1~A.2.3、A.3.1、A.3.2、C.2.2~C.2.4 | |
[ポイント]に記事を追加しました。 | F.4.3 | |
Microsoft Windows Server 2016の情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」および「その他の表記」 | 第6版 |
Windows Vistaの情報を削除しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | |
SUSE Linux Enterprise Server 12 for AMD64 & Intel64の情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | |
ETERNUS DX60 S4/DX100 S4/DX200 S4の情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | |
参照先を変更しました。 | 1.1.2 | |
sdxinfoのDEVNAMの値に関する記事を追加しました。 | 1.4.2 | |
[注意]の記事を追加しました。 | 1.4.2、7.1.2 | |
CLIだけで作業可能な説明文に修正しました。 | 4.1.4.5、4.2.4.5 | |
条件を1つ追加しました。 | 7.4.7.1 | |
新規の項を追加しました。 | 10.5.7 | |
[機能説明]の記事を修正しました。 | 11.2.10 | |
[注意事項]において、複製ボリューム情報を設定できない要因を追加しました。 | 11.3.1.1 | |
HP-UX 11i v1/v2の情報を削除しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | 第5版 |
VMware vSphere 4の情報を削除しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | |
ETERNUS DX80/DX90の情報を削除しました。 | まえがきの「本書の表記について」、11.3.2.2、12.1.2、12.1.10、12.1.11 | |
ETERNUS AF250/AF650の情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」および「その他の表記」 | |
ETERNUS LT60の情報を削除しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | |
Webコンソール説明書を参照する記事を追加しました。 | 3.4.4、4.1.4.4、4.2.4.4、5.4.4、6.4.4、7.4.4 | |
「最新状態への復旧」で実行するコマンドのオプションに関する記述を追加しました。 | 4.1.5.3、4.2.5.1.2、8.6.6.2、11.1.2.3、11.4.8 | |
SnapOPC/SnapOPC+に関する記事を修正しました。 | 7.1.1.1、7.1.1.2、7.2.3.1~7.2.3.5、7.5.1、10.4.2、10.4.2.3、11.3.2.2、11.7.1 | |
デバイス構成の変更に該当する操作を追加しました。 | 10.5.5 | |
項目「Manager IP address」の説明文を修正しました。 | 11.2.10 | |
「表12.1 言語環境の組合せと対処方法」に続く説明文を修正しました。 | 12.1.1の「管理対象サーバのロケールについて」 | |
[注意]の記事を修正しました。 | 12.1.1の「パーティションのサイズについて」 | |
記事を修正しました。 | 12.1.1の「レプリケーション機能を使ってLogical Unit(ディスク)からパーティションにコピーを実施する場合の注意事項」 | |
Microsoft Windows Server 2003についての情報を削除しました。 | まえがきの「本書の表記について」、11.2.10 | 第4版 |
Windows 10の情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | |
管理対象サーバを登録するときの注意事項を記載しました。 | 3.4.3、4.1.4.3、4.2.4.3、5.4.3、6.4.3、7.4.3、8.6.5.3、F.7.3 | |
注意事項を修正しました。 | 4.1.5.3、4.2.5.1.2、8.6.6.2 | |
ソフトウェア条件の説明を修正しました。 | 8.4 | |
運用管理サーバの説明文を修正しました。 | 8.6.3.2 | |
stgxfwcmmodsrvコマンド実行時の操作手順を修正しました。 | 10.5.1~10.5.4、10.5.6.2~10.5.6.4、F.9.1、F.9.2 | |
コマンド実行時の動作環境に関する記事を修正しました。 | 11.1、11.3 | |
ETERNUS DX8700 S3/DX8900 S3の情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | 第3.2版 |
参照ドキュメント名を修正しました。 | 4.1.5.3、4.2.5.1.2、8.6.6.2、11.1.2.3、12.1.8、12.1.9 | |
VMware社の表記に合わせ、VMware Virtual VolumesをVMware vSphere Virtual Volumesに変更しました。 | 全体 | 第3.1版 |
VMware vSphere(R) 6についての情報を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | |
図7.34のコマンド名の誤記を訂正しました。 | 7.5.2.2 | |
ETERNUS DX200Fについての情報を修正しました。 | まえがきの「その他の表記」 | 第3版 |
TFOVを使用したアドバンスト・コピー機能の注意を追加しました。 | 1.2.1、第3章、4.1.1、第5章、第6章 | |
Storage Cluster コンティニュアス コピー機能の説明を追加しました。 | 1.2.2 | |
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS v.4およびRed Hat(R) Enterprise Linux(R) ES v.4の情報を削除しました。 | 1.3.2、1.4.1 | |
サポートOSにRed Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)を追加しました。 | 1.5.1、F.3 | |
事前準備の説明を修正しました。 | 5.4、6.4 | |
Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用したAdvancedCopy Managerのレプリケーション運用に関する説明を追加しました。 | 1.2.1、1.2.2、第3章、4.1、4.2、第5章、第6章、第9章、11.1、11.1.1.3、11.1.2.1、11.1.2.3、11.1.2.8、11.3.1.1、11.3.1.4、11.3.1.5、11.3.2.1、11.3.2.2、11.3.2.3、11.3.2.4、11.3.2.6、11.7.1、11.7.2、F.2 | |
ボリュームにハードウェア障害が発生した場合の対処方法の手順を修正しました。 | 10.3.2.2、10.4.2.1 | |
ETERNUS SF Managerのバージョン16.1以降からの移行時の説明をオプションに追加しました。 | 11.2.16 | |
後処理シェルスクリプトを修正しました。 | A.2.2、C.2.3 | |
業務ボリュームをアンマウントしたくない場合の説明を修正しました。 | A.2.3 | |
操作可能なファイルシステムを追加しました。 | A.2.3、C.2.4 | |
KVMサポート機能を使用する場合のポイントを追加しました。 | F.2 | |
Oracle Databaseの説明を追加しました。 | 1.2.1、1.2.2、1.3.1、1.3.2 | 第2版 |
AdvancedCopy Managerエージェントのソフトウェア条件の説明を修正しました。 | 1.3.2 | |
サーバ環境設定後のSymfoware Server Advanced Backup Controllerインストールのポイントを追加しました。 | 4.1.4.5、4.2.4.5 | |
コンカレントOPCとコンカレントサスペンドの同時実行数に関する注意を修正しました。 | 7.5.1.1、7.5.2.3 | |
筐体間同期型レプリケーションの転送モードに関する記事を修正しました。 | 7.5.2.2 | |
データベースのバックアップの説明を修正しました。 | 9.1.2.2 | |
ETERNUS SF Managerのデータベースをバックアップする手順を追加しました。 | 9.1.2.2 | |
データベースのリストアの説明を修正しました。 | 9.1.2.3 | |
クラスタ環境時の調査資料の採取方法の注意を修正しました。 | 9.2.1.1 | |
対処方法に関する説明を修正しました。 | 9.3.2.2、9.4.2.1、10.3.1.1 | |
運用管理サーバ/管理対象サーバのポート番号変更の説明を追加しました。 | 9.5.3 | |
swstresrstコマンドとswstsrsemtchコマンドのAdvancedCopy Managerの動作環境を修正しました。 | 10.1 | |
-cオプションの説明文を修正しました。 | 10.2.11 | |
管理対象サーバのロケールの説明を修正しました。 | 11.1.1 | |
動作ソフトウェアの説明を追加しました。 | 11.1.1 | |
クラスタ運用時の注意事項を追加しました。 | 11.1.7 | |
シェルスクリプトのカスタマイズで、ボリュームをマウントしたくない場合の対象ファイルシステムを追加しました。 | A.2.3、C.2.4 | |
省電力での運用(エコモード)に関する説明を変更しました。 | 付録E | |
KVMゲストでの運用におけるサポートOS版数を追加しました。 | F.3 | |
ETERNUS DX200Fについての情報を記載しました。 | まえがきの「その他の表記」 | 第1.1版 |