管理対象サーバの管理情報を復元します。
注意
HP-UX環境におけるAdvancedCopy Managerエージェントに関する注意事項
AdvancedCopy Managerは、新形式と従来形式の2つのデバイス名をサポートしています。デバイス名の詳細は、『AdvancedCopy Manager 運用ガイド(HP-UX版)』の「AdvancedCopy Managerにおけるサポートデバイスについて」を参照してください。使用するデバイス形式に応じて、以下の手順を実施してください。
バージョンレベルアップの前後で、異なる形式のデバイス名を使用する場合
バージョンレベルアップ前のデバイス形式をstgxfwcmsetmodeコマンドで設定したあと、バックアップ管理、レプリケーション管理の定義情報を削除してください。その後、バージョンレベルアップ後に使用するデバイス形式をstgxfwcmsetmodeコマンドで設定し、デバイス情報の取込みを行い、バックアップ、レプリケーションを再定義してください。
情報取得モードの設定の詳細は、『AdvancedCopy Manager 運用ガイド(HP-UX版)』の「構成管理のコマンド」を参照してください。
バックアップ管理およびレプリケーション管理の手順は、『AdvancedCopy Manager 運用ガイド(HP-UX版)』の「デバイス構成の変更」を参照してください。
バージョンレベルアップの前後で、同じ形式のデバイス名を使用する場合
バージョンレベルアップ前と同じ形式のデバイス名を使用する場合も、必ず、使用するデバイス形式をstgxfwcmsetmodeコマンドで設定してください。
情報取得モードの設定の詳細は、『AdvancedCopy Manager 運用ガイド(HP-UX版)』の「構成管理のコマンド」を参照してください。
バックアップ管理簿を復元します。
「A.3 管理情報のバックアップ(HP-UX/AIX環境)」でバックアップしたディレクトリを指定して、以下のコマンドを実行します。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst <退避先ディレクトリ>
参照
コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「コマンドリファレンス」を参照してください。
前後処理スクリプトを復元します。
注意
バックアップ管理の前後処理スクリプトを、copyコマンドで復元しないでください。
本製品は、バージョンレベルアップ時に、前後処理スクリプトのひな形を変更することがあります。旧バージョンレベルの運用において前後処理スクリプトをカスタマイズしていた場合は、退避した前後処理スクリプトを参考に、バージョンレベルアップ後の前後処理スクリプトをカスタマイズし直してください。
レプリケーション管理簿を復元します。
レプリケーション管理簿は、運用管理サーバのリポジトリに格納されています。以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -r
参照
コマンドの詳細は、本バージョンレベルの『AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「コマンドリファレンス」を参照してください。
ポイント
サーバ間レプリケーション運用を行っていた場合は、相手サーバでもレプリケーション管理簿を復元してください。
動作指定ファイルを復元します。
「A.3 管理情報のバックアップ(HP-UX/AIX環境)」で退避した以下のファイルを、cpコマンドを使用して復元します。
コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値指定ファイル
復元対象ファイル | 復元先のフルパス名 |
---|---|
コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値指定ファイル | /etc/opt/FJSVswsrp/data/DEFAULT/check.ini |
復元対象ファイル | 復元先のフルパス名 |
---|---|
コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値指定ファイル | /etc/opt/FJSVswsrp/<論理ノード名>/data/DEFAULT/check.ini |
注意
レプリケーション管理の前後処理スクリプトを、copyコマンドで復元しないでください。
本製品は、バージョンレベルアップ時に、前後処理スクリプトのひな形を変更することがあります。旧バージョンレベルの運用において前後処理スクリプトをカスタマイズしていた場合は、退避した前後処理スクリプトを参考に、バージョンレベルアップ後の前後処理スクリプトをカスタマイズし直してください。