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ETERNUS SF Express 16.9 / Storage Cruiser 16.9 / AdvancedCopy Manager 16.9 移行ガイド
FUJITSU Storage

8.1.3 Storage Cruiserエージェントのアップグレードインストールで異常が発生した場合の対処(Solaris/Linux環境)

アップグレードインストールが正常に完了した状態に修復します。

アップグレードインストールが失敗したサーバで、以下の手順を実施してください。

  1. インストールが失敗した原因を取り除きます。

  2. 作業を行うサーバにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。
    すでにログインしていて、root(スーパーユーザー)で作業を実施できる状態であれば、本手順は不要です。

  3. 以下のコマンドを実行して、旧バージョンレベルをアンインストールします。

    • Solaris環境の場合

      # pkgrm FJSVssage
    • Linux環境の場合

      # rpm -e FJSVssage
  4. Storage Cruiserエージェントをインストールします。

    DVD媒体から、本バージョンレベルのStorage Cruiserエージェントを新規インストールしてください。
    インストール完了後、Storage Cruiserエージェントのセットアップは不要です。

  5. 旧バージョンレベルの運用環境をリストアします。

    以下の手順で、旧バージョンレベルをリストアしてください。

    1. 本バージョンレベルのDVD媒体「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (16.9以降) エージェントプログラム & マニュアル」を、DVDドライブに挿入します。
      すでにDVD媒体をDVDドライブに挿入していれば、本手順は不要です。

    2. DVD媒体をマウントします。
      すでにDVD媒体をマウントしていれば、本手順は不要です。

    3. DVD媒体内の以下のシェルスクリプトを実行して、旧バージョンレベルをリストアします。

      • Solaris環境の場合

        # <DVDマウントディレクトリ>/Agent_unix/Storage_Cruiser/Solaris/scagtpostinst.sh backupDir
      • Linux環境の場合

        # <DVDマウントディレクトリ>/Agent_unix/Storage_Cruiser/Linux/scagtpostinst.sh backupDir

      backupDirには、バックアップデータが格納されているディレクトリを、絶対パスで指定してください。

    4. DVD媒体をアンマウントします。

    5. DVD媒体をDVDドライブから取り出します。

  6. 旧バージョンレベルでSNMPトラップXML定義ファイルをカスタマイズしていた場合は、本バージョンレベル用にカスタマイズを再実施します。

    1. /etc/opt/FJSVssage/snmpthディレクトリに格納されている旧バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイル(1_3_6_1_4_1_211_4_1_3_21_2_21.xmlファイル)を、任意の場所に退避します。

    2. /etc/opt/FJSVssage/snmpthディレクトリに、本バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイルを用意します。
      そのディレクトリに格納されている1_3_6_1_4_1_211_4_1_3_21_2_21.xml.newファイルを、1_3_6_1_4_1_211_4_1_3_21_2_21.xmlファイルにコピーしてください。

    3. 『Storage Cruiser 運用ガイド』の「SNMPトラップXML定義ファイル説明」を参照して、1_3_6_1_4_1_211_4_1_3_21_2_21.xmlファイルをカスタマイズします。カスタマイズの内容は、任意の場所に退避した旧バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイルを参照してください。

  7. 以下のコマンドを実行して、デーモンを起動します。

    # /opt/FJSVssage/bin/sstorageagt
  8. Webコンソールで、サーバ情報を再読込みします。