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ETERNUS SF Express 16.9 / Storage Cruiser 16.9 / AdvancedCopy Manager 16.9 移行ガイド
FUJITSU Storage

5.2.3 運用再開

以上で、Storage Cruiserマネージャーのアップグレード作業は終了です。以下の操作を行ってから運用を再開してください。

  1. SELinuxの設定の"enforcing"への変更

    アップグレードと同時にSELinuxの設定を"enforcing"に変更する場合、本バージョンレベルの『導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのセットアップ」の章にある以下の箇所を参照して、snmptrapd用SELinuxポリシーモジュールをインストールしてから、運用を再開してください。

    • 「Storage Cruiserマネージャーのセットアップ」>「SNMPトラップの設定」>「SNMPトラップ設定(Linux環境の場合)」>「SNMPトラップデーモン用SELinuxポリシーモジュールのインストール」

  2. Webブラウザーのキャッシュの削除

    アップグレード前と同じWebブラウザーを使用して、Webコンソールを操作する場合は、Webブラウザーのキャッシュを削除してから操作してください。

  3. 装置情報の最新化

    以下の条件を満たす場合は、本手順が不要です。

    • アップグレード前のバージョンレベルは16.3である。かつ

    • アップグレード前のETERNUS SFシステムにおいて、障害レポート番号PH09090に対する修正をETERNUS SF Managerに適用済みである。かつ

    • 利用しているストレージ装置は、ファームウェア版数がV10L60以降のETERNUS DX S3 series, ETERNUS DX200Fである

    上記の条件を満たさない場合、かつ本バージョンレベルから新たにサポートされる機能を利用する場合は、Webコンソールで以下の操作を実施し、構成情報を再読込みしてください。

    1. グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
      登録されているETERNUS ディスクアレイの一覧が、メインペインに表示されます。

    2. メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイのチェックボックスをチェックします。

    3. アクションペインで、[ストレージ]の下にある[設定の再読み込み]をクリックします。

    参照

    本操作に関する詳細は、本バージョンレベルの『Webコンソール説明書』の「ETERNUS ディスクアレイの設定情報の再読込み」を参照してください。

  4. 性能管理の更新

    NASボリュームとNASシステムの性能管理をアップグレード後から利用する場合、性能管理の再起動が必要です。性能管理の開始の設定では、[構成情報ファイル作成]に「はい」を選択してください。
    詳細は、『Storage Cruiser 運用ガイド』の「NASボリューム、NASシステムの性能情報表示」を参照してください。

参考

  • アップグレード後、障害管理で利用するSNMP通信プロトコルをSNMPv1からSNMPv3に変更する場合は、本バージョンレベルの『Storage Cruiser 運用ガイド』の「運用管理サーバのSNMP通信プロトコルの変更」を参照して、運用環境を設定してください。

  • アップグレード後、以下の装置に対する障害管理や性能監視を利用する場合は、一旦装置削除をしたあと、自動検出で装置を再登録してください。

    • PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)

    • CFX2000 series

    登録方法は、本バージョンレベルの『Storage Cruiser 運用ガイド』の「CFX2000 series」を参照してください。

注意

アップグレード前に採取していた容量に関する情報および各種ログの情報は、Dashboardに表示されません。以下の画面で参照してください。

  • 容量に関する情報

    • シン・プロビジョニングプールの容量グラフ

    • Tierプールの容量グラフ

  • 各種ログの情報

    • 操作履歴

    • イベントログ

    • 閾値監視アラームログ

    • クォータ管理ログ(NAS管理)