エラーメッセージ
ユーザ名の一覧が取得できませんでした。(4:13) |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V17.0.0以降
Linux版:V17.0.0以降
確認ポイント
接続先のSystemwalker Centric Managerから参照可能なユーザーが大量に存在しませんか
原因
接続先のSystemwalker Centric Managerから参照可能なユーザーが大量に存在する場合、画面が応答なしになる、または、本メッセージが出力されます。
対処方法
以下の方法を参考にして、接続先のSystemwalker Centric Managerから参照可能なユーザーを削減してください。
参加先のActive Directory上にあるドメインコントローラにおいて、不要なユーザーを削除してください。
LDAPクライアントの設定について、検索ベースDN、スコープ、フィルター条件の見直しを行い、ユーザーの参照範囲を限定してください。
設定変更の方法については、使用するLDAPクライアントのマニュアルを参照してください。
参照可能なユーザーを削減できない場合は、接続先のSystemwalker Centric Manager上で、コマンドを実行することで、アクセス権を設定してください。
dmmkbatコマンドを使用して、セキュリティ情報を抽出してください。
利用者のアクセス権設定については、mpsetmemコマンドの指定個所を確認してください。監視ツリーのアクセス権設定については、dmsetaclコマンドで監視ツリーを指定している個所を確認してください。
dmmkbatコマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
利用者のアクセス権を設定するには、mpsetmemコマンドを使用してください。
mpsetmemコマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
監視ツリーのアクセス権を設定するには、dmsetaclコマンドを使用してください。設定手順は以下のとおりです。
設定手順
GetTreeコマンドを実行して、アクセス権を設定する監視ツリーの情報を確認します。
【Windows】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpFwbs\bin\GetTree -l |
【Linux】
/opt/FJSVfwbs/bin/evtutlnt GetTree -l |
出力結果から、1項目目の監視ツリーの内部IDと、2項目目の種別番号を確認します。
実行例/出力結果(Windows):
C:\work>C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\MpFwbs\bin\GetTree.exe -l |
※監視ツリー「業務ツリー01」の場合:
内部ID:DN210331113836_603_184 種別番号:3
実行例/出力結果(Linux):
# /opt/FJSVfwbs/bin/evtutlnt GetTree -l |
※監視ツリー「業務ツリー01」の場合:
内部ID:DN210115162648_603_191 種別番号:3
dmsetaclコマンドを実行して、アクセス権を設定します。
下記の記述形式に従い、dmsetaclコマンドを実行してください。
なお、dmsetaclコマンドの実行には、Administrator権限/システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
アクセス権の追加の場合:
dmsetacl -a -i 内部ID -t 監視ツリー名 -k 種別番号 -u ユーザー名|-r ロール名[-s ドメイン名] -p a |
アクセス権の削除の場合:
dmsetacl -d -i 監視ツリーの内部ID -u ユーザー名|-r ロール名 [-s ドメイン名] |
指定例(手順1.のWindowsの例の場合):
監視ツリー「業務ツリー01」へユーザー「user01」のアクセス権を追加する場合:
dmsetacl -a -i "DN210331113836_603_184" -t "業務ツリー01" -k 3 -u "user01" -p a |
監視ツリー「業務ツリー01」へロール「DmReference」のアクセス権を追加する場合:
dmsetacl -a -i "DN210331113836_603_184" -t "業務ツリー01" -k 3 -r "DmReference" -p a |
監視ツリー「業務ツリー01」からユーザー「user01」のアクセス権を削除する場合:
dmsetacl -d -i "DN210331113836_603_184" -u "user01" |
監視ツリー「業務ツリー01」からロール「DmReference」のアクセス権を削除する場合:
dmsetacl -d -i "DN210331113836_603_184" -r "DmReference" |