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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.6<Cloud Services 編>
FUJITSU Software

13.1 サポート範囲

ここでは、FJcloud-ベアメタル環境でのPRIMECLUSTERのサポート範囲について説明します。

サポートする構成
  • クラスタノード数:1~2ノード

  • クラスタシステムの運用形態:1:1運用待機、相互待機、シングルノードクラスタ

  • ストレージ構成:ブロックストレージ(iSCSI)

  • ネットワーク構成:

    • クラスタインタコネクトは、管理LAN や業務LANから独立したネットワークにすること。シングルノードクラスタの場合は、不要です。

    • クラスタを構成するサーバは、API エンドポイントと通信ができること。シングルノードクラスタの場合は、不要です。

  • セキュリティグループ:

    • セキュリティ上、クラスタを構成するサーバ間でセキュリティグループを1つ設定すること

    • クラスタを構成するサーバと管理クライアント間で別のセキュリティグループを設定すること

サポートする監視機能
  • サーバOS、クラスタインタコネクト異常

    クラスタインタコネクト(LAN)定周期監視によりOSのハングアップを検出し、待機系に切り替えます。

  • 共用ディスクおよびディスクアクセスパス異常

    ボリューム管理機能(GDS)と組み合わせることで、ディスクアクセスおよび、ディスクアクセスパスの故障を検出(Gdsリソースで監視)し、ディスクアクセス不可または、ディスクアクセスパスの全系故障の場合に待機系に切り替えます。

  • クラスタアプリケーション異常

    クラスタアプリケーションのリソース異常発生時に待機系に切り替えます。

注意

  • サーバのIPアドレス引継ぎを行うために、GLSの仮想NIC方式の設定が必要です。

  • ベアメタルサーバのデータ引継ぎを行うために、GDSの共用ディスクミラーリングの設定が必要です。

  • ベアメタルサーバのIPアドレス引継ぎを行うために、GLSの仮想NIC方式の設定が必要です。

  • PRIMECLUSTERの以下の機能は使用できません。

    • GDS Snapshot

    • GDSのルートクラスおよび、ミラー以外のタイプのディスクグループ (ネットミラー、ストライプ、コンカチネーション、スイッチ)

    • シングルノードクラスタの場合、上記に加えて、PRIMECLUSTERの以下の機能が使用できません。

      • GDS

      • GFS

  • FJcloud-ベアメタル上のプロジェクト内で、重複したサーバ名は使用できません。

  • PRIMECLUSTERを使用するベアメタルサーバ名には、以下のASCII文字が使用できます。
    それ以外の文字は使用しないでください。

    • 英大文字

    • 英小文字

    • 数字

    • “_”(アンダーライン)

    • “-”(ハイフン)

  • FJcloud-ベアメタル環境では、OSのパニック発生時、メモリダンプの出力中にクラスタノードの電源断が実行され、完全な状態のメモリダンプを採取できない場合があります。