(1) 仮想NIC方式 MACアドレス設定機能
【内容】
仮想NIC方式における、MACアドレスの設定機能を追加しました。
【変更点】
変更前
仮想インタフェースに任意のMACアドレスを設定することはできません。
変更後
仮想インタフェースの設定ファイル(/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-shaX)にSHAMACADDRを設定することで、仮想インタフェースに任意のMACアドレスが設定できます。詳細は、“3.3.3 仮想NIC方式”を参照してください。
SHAMACADDRの設定に誤りが検出された場合、警告メッセージ(メッセージ番号:930)が出力されます。
VMwareのゲストOS上でSHAMACADDRが設定されていない場合、警告メッセージ(メッセージ番号:929)が出力されます。
【注意事項】
VMwareのゲストOS上で仮想NIC方式を使用する場合、本機能によりMACアドレスを設定する必要があります。
(2) 仮想NIC方式 仮想ブリッジ接続構成での引継ぎIPアドレスによる通信をサポート
【内容】
仮想NIC方式の仮想インタフェースに仮想ブリッジが接続されている構成で、引継ぎIPアドレスによる通信をサポートしました。
【変更点】
変更前
仮想ブリッジが接続されている構成で、引継ぎIPアドレスによる通信ができません。
変更後
仮想ブリッジが接続されている構成で、引継ぎIPアドレスによる通信が可能です。
【注意事項】
仮想ブリッジが接続されている場合、引継ぎIPアドレスは仮想ブリッジに設定されます。
(3) 仮想NIC方式 リンク状態監視機能の強化
【内容】
リンク状態監視機能が異常と判断する条件を追加しました。
【変更点】
変更前
物理インタフェースのリンクダウンにより、異常を検出します。
変更後
物理インタフェースのリンクダウンまたは非活性化により、異常を検出します。