現象
Glsリソースの異常が発生し、クラスタアプリケーションの切替えや停止が発生する。
原因と対策
運用中にHUBの交換や再起動、ケーブルの結線変更、セキュリティ対策に伴うネットワークの遮断などの保守作業の影響により、GLSの監視機能で異常を検出し、クラスタアプリケーションの切替えや停止が発生する場合があります。その場合、異常となったすべてのノードを以下の手順で復旧してください。
異常が発生した伝送路の復旧
異常となった伝送路を、正常な状態に戻します。(ケーブル再接続、スイッチ/HUB電源再投入、故障スイッチ/HUBの交換等必要な作業を実施)
GLSの状態確認
高速切替方式の場合
dsphanetコマンドの -oオプションで通信相手先の状態がActiveになっていることを確認します。
GS連携方式の場合
dspobservコマンドで通信相手先の状態がActiveになっていることを確認します。
NIC切替方式の場合、
dsppollコマンドでHUB監視の状態がONになっていることを確認します。
また、dsphanetコマンドで待機パトロールの状態がONになっていることを確認します。
仮想NIC方式の場合
dsppathmonコマンドでHUB監視の状態がON、待機パトロールの状態がActiveになっていることを確認します。
Glsリソース故障状態のクリア
Web-Based Admin View の“Cluster Admin”を使用し、Glsリソースの故障状態をクリアします。
運用状態の復旧
Web-Based Admin View の“Cluster Admin”を使用してクラスタアプリケーションの再起動や切戻しを行い、元の運用状態に戻します。