KVM環境では、ハイパーバイザー(KVMホスト)は、Linuxカーネルに組み込まれており、仮想マシン(KVMゲスト)はLinuxのプロセスとして動作します。KVMゲストからのネットワーク接続は、KVMホスト上に構築された仮想ブリッジ(br0)を介して行われます。
仮想ブリッジには、外部ネットワークとの通信用に、GLSの仮想インタフェース(sha0)または物理インタフェースが接続されます。また、仮想ブリッジとKVMゲストとの接続では、仮想NIC(vnet0)が生成されます。KVMゲストは、これらを経由して外部のネットワークと通信します。
注意
仮想NIC方式の仮想インタフェースと接続している仮想ブリッジ上にタグVLANインタフェースを作成しないでください。作成したタグVLANインタフェースは、通信に使用できません。