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PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.6 (伝送路二重化機能編)
FUJITSU Software

A.2 クラスタシステムのログに表示するメッセージ

クラスタシステムの起動に失敗した場合、伝送路二重化機能が表示するメッセージとその意味および対処方法について説明します。

クラスタシステムのログは、以下のディレクトリに格納されます。

各ログファイル(switchlog, appX.log)についての詳細は、“PRIMECLUSTER 活用ガイド <トラブルシューティング編> ”を参照してください。

/var/opt/SMAWRrms/log

メッセージ番号

メッセージ

意味

対処

-

(Gls): ERROR: virtual interface resource not found.

リソースの設定がありません。

以下の点に留意して、システムの設定、伝送路二重化機能の設定、およびクラスタシステムの設定に誤りがないことを確認してください。

・IPアドレスを引き継ぐクラスタの各ノードにおいて、引継ぎIPアドレスの設定が一致していること。
hanethvrsc printを実行して確認してください。

・NIC切替方式の場合は、ping監視の設定があること。
hanetpoll printを実行して確認してください。

・GLSにホスト名でアドレスを設定している場合は、/etc/hostsに記載があること。

・RMS WizardのIPアドレスの設定が、GLSの引継ぎIPアドレスと一致していること。

これらの設定に誤りがある場合は、以下を参照し、正しく設定し直してください。再設定後、システムのリブートまたはresethanet -sを実行してください。

3.3 環境設定の追加手順

3.4 環境設定の変更手順

3.5 環境設定の削除手順

5.2 クラスタ環境設定

設定に誤りがない場合、または設定後も同じ現象が発生する場合は、伝送路二重化機能およびクラスタシステムの調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。

-

(Gls): ERROR: GdBegin failed. (rsc_name, host_name)

Glsのディテクタの起動に失敗しました。

rsc_name: クラスタのリソース名

host_name: 引継ぎ仮想IPアドレス(ホスト名)

-

online request failed.(errno)

Glsリソースをオンラインまたはスタンバイ状態で起動することに失敗しました。

19: 該当する設定がGLSで認識されていません。

201: 物理インタフェースの活性化処理に失敗しました。

203: 引継ぎ仮想インタフェースの活性化処理に失敗しました。

以下の点に留意して、システムの設定、伝送路二重化機能の設定、およびクラスタシステムの設定に誤りがないことを確認してください。

・IPアドレスを引き継ぐクラスタの各ノードにおいて、引継ぎIPアドレスの設定が一致していること。
hanethvrsc printを実行して確認してください。

・NIC切替方式の場合は、ping監視の設定があること。
hanetpoll printを実行して確認してください。

・GLSにホスト名でアドレスを設定している場合は、/etc/hostsに記載があること。

・RMS WizardのIPアドレスの設定が、GLSの引継ぎIPアドレスと一致していること。

・OSのネットワークの設定(ifcfg-ethX, HOTPLUGの無効化の設定など)が正しいこと。ネットワークの設定については、“3.2.2.1 各方式共通の設定”を参照してください。

これらの設定に誤りがある場合は、以下を参照し、正しく設定し直してください。再設定後、システムのリブートまたはresethanet -sを実行してください。

3.3 環境設定の追加手順

3.4 環境設定の変更手順

3.5 環境設定の削除手順

5.2 クラスタ環境設定

設定に誤りがない場合、または設定後も同じ現象が発生する場合は、伝送路二重化機能およびクラスタシステムの調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。

GLS : Global Link Services