ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.6 (伝送路二重化機能編)
FUJITSU Software

7.3 stphanetコマンド

【名前】

stphanet - 仮想インタフェースの非活性化

【形式】

/opt/FJSVhanet/usr/sbin/stphanet [inet | inet6 | dual] [-n devicename1[,devicename2,...]]

【機能説明】

stphanetコマンドは、仮想インタフェースの非活性化を行います。

【オプション】

以下のオプションが指定できます。


[inet | inet6 | dual]

非活性化を行う仮想インタフェースに割り当てられているIPアドレスの形式を指定します。

inet
inet6
dual

:IPv4アドレス
:IPv6アドレス
:IPv4/IPv6デュアルスタック構成

省略時は、すべての形式の仮想インタフェースが処理対象となります。なお、デュアルスタック構成の仮想インタフェースでは、IPv4アドレスおよびIPv6アドレスは同時に非活性化されます。IPv4アドレスのみ、またはIPv6アドレスのみを個別に非活性化することはできません。
この場合のデュアルスタック構成とは、束ねた個々の物理インタフェース上にIPv4アドレスとIPv6アドレスが設定されているのではなく、伝送路二重化機能で定義した1つの仮想インタフェースに対して、IPv4アドレスとIPv6アドレスが設定されていることを表します。
本オプションは、高速切替方式(運用モード’t’)またはNIC切替方式(運用モード“d”)の場合のみ有効です。


-n devicename1[,devicename2,...]

非活性化する仮想インタフェース名を指定します。“,”(カンマ)で区切ることにより複数の仮想インタフェースを指定することもできます。ここで指定する仮想インタフェース名は、strhanetコマンドによって活性化されていなければなりません。また、仮想インタフェースに属する論理仮想インタフェースは、仮想インタフェースの非活性化と合わせて同時に非活性化されます。本オプション省略時は、活性化状態のすべての仮想インタフェースおよび論理仮想インタフェースが非活性化されます。

【関連項目】

strhanet
dsphanet

【注意事項】

【使用例】

活性化されているすべての仮想インタフェース(クラスタ運用を行う仮想インタフェースは除く)の非活性化を行う場合の例を以下に示します。

# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/stphanet

sha2の仮想インタフェースのみを非活性化する場合の例を以下に示します。

# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/stphanet -n sha2

高速切替方式またはNIC切替方式で、かつ、デュアルスタック構成の仮想インタフェースすべてを非活性化する場合の例を以下に示します。

# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/stphanet dual