インストール時間
本ソフトウェアをインストールするために必要な時間は、約5分です。
カーネルヘッダーのインストール
本ソフトウェアをインストールする前に、対象システムのOSに対応したカーネルヘッダーをインストールしておく必要があります。次のコマンドにより、カーネルヘッダーが対象システムにインストールされていることを確認してください。
# rpm -qi kernel-devel <Return>
このコマンドがエラーとなる場合、または対象システムのOSと違うバージョンのカーネルソースがインストールされている場合には、OSのドキュメントに従いカーネルソースをインストールしてください。
システム環境の確認
本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、「2.3 静的ディスク資源」を参照してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。
Web-Based Admin Viewをインストールするには、/etc/hostsファイルにWeb-Based Admin Viewが使用するIPアドレスとそれに対応するホスト名(uname -n で出力されるノード名)および"127.0.0.1"(IPv4向け)、"::1"(IPv6向け)に対応するホスト名(uname -n で出力されるノード名)を修正する必要があります。
対象システムにログインし、rootユーザになります。
$ su <Return> Password:password <Return>
テキストエディタにより"127.0.0.1"(IPv4向け)、"::1"(IPv6向け)に割り当てられているホスト名を削除し、Web-Based Admin Viewが使用するIPアドレスに割り当てます。
[修正前]
# cat /etc/hosts <Return> 127.0.0.1 host-name localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4 ::1 host-name localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6
[修正後]
# cat /etc/hosts <Return> 127.0.0.1 localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4 ::1 localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6 IP-Address host-name
NetworkManagerサービスの確認
[Red Hat Enterprise Linux 7の場合]
PRIMECLUSTERは、Red Hat Enterprise Linux 7において、NetworkManagerサービスをサポートしていません。
NetworkManagerサービスの自動起動が無効であることを確認してください。
以下のコマンドを実行し、自動起動の設定が"disabled"になっていることを確認してください。
# /usr/bin/systemctl is-enabled NetworkManager.service <Return>
disabled
"enabled"になっている場合、以下のコマンドを実行してサービスを停止してください。
# /usr/bin/systemctl stop NetworkManager.service <Return> # /usr/bin/systemctl disable NetworkManager.service <Return>
[Red Hat Enterprise Linux 8の場合]
NetworkManagerサービスの自動起動が有効であることを確認してください。
以下のコマンドを実行し、自動起動の設定が"enabled"になっていることを確認してください。
# /usr/bin/systemctl is-enabled NetworkManager.service <Return>
enabled
"disabled"になっている場合、以下のコマンドを実行してサービスを起動してください。
# /usr/bin/systemctl start NetworkManager.service <Return> # /usr/bin/systemctl enable NetworkManager.service <Return>
物理環境(PRIMERGYまたはPRIMEQUEST)以外の環境でセキュアブートを有効にする場合は、PRIMECLUSTERの公開鍵をシステムに登録する必要があります。OSのマニュアルやご使用になるプラットフォームのマニュアルを参照して、下記の公開鍵をシステムに登録してください。
<DVDのマウントポイント>/Tool/etc/certs/fjmw_pubkey.der
パッケージの確認
本ソフトウェアをインストールする前に、「付録C インストールが必要なOSパッケージ」に記載のOSパッケージがインストールされていることを確認してください。
# rpm -qi <パッケージ>.<アーキテクチャ> <Return>
このコマンドがエラーとなる場合、OSのドキュメントに従いOSパッケージをインストールしてください。
次のコマンドにより、対象システムに以下のパッケージがインストールされていることを確認してください。
以下のパッケージがインストールされていることを確認してください。
# rpm -qi ruby <Return>
対象システムがRed Hat Enterprise Linux 7.4 (for Intel64)以降の場合で、かつ、ファームウェアがUEFI モードでGDSを使用する場合、以下のパッケージがインストールされていることを確認してください。
# rpm -qi grub2-efi-x64-modules <Return>
対象システムがRed Hat Enterprise Linux 8.0 (for Intel64)以降の場合、以下のパッケージがインストールされていることを確認してください。
# rpm -qi rubygems <Return>
これらのコマンドがエラーとなる場合は、対象システムのOSのCD-ROM(DVD)からパッケージをインストールしてください。