ディスク容量の枯渇などにより、Navigatorで利用する以下の各ファイルの格納場所を変更する場合の方法について説明します。各ファイルの格納場所は、環境設定ファイルの環境変数(括弧内の環境変数)に指定されています。
CSVファイル(RN_FILE_DATA_DIR)
アクセスログ(RN_LOG_DBACCESS)
接続情報ログ(RN_LOG_CONNECTINFO)
作業ファイル(RN_WORKDIR/TMP/TEMP)
拡張辞書ファイル(RN_FILE_META_DIR)
格納場所の変更方法は、以下のとおりです。
注意
必ず運用中のNavigatorサーバを停止してから行ってください。Navigatorサーバの停止方法は、“3.2 Navigatorサーバを停止する”を参照してください。
利用想定にしたがって必要なディスク容量を見積もり、変更後の格納場所を決めます。
ファイルの種類 | 必要な容量 (目安値) |
---|---|
CSVファイル | ファイルサイズの総和 |
アクセスログ | 1日あたりのNavigatorサーバへの接続回数※×1K(キロ)バイト×ログの保存日数 |
接続情報ログ | 1日あたりのNavigatorサーバへの接続回数※×200バイト×ログの保存日数 |
作業ファイル | 10G(キガ)バイト 同時接続数(5人)×2G(ギガ)により算出 |
拡張辞書ファイル | 2M(メガ)バイト |
※1日あたりのNavigatorサーバへの接続回数は、利用者1人あたりの接続回数/時間×利用者1人あたりの利用時間/日×1日あたりの利用者数で算出できます。
以下の環境設定ファイルを開きます。
[Navigatorサーバのインストールディレクトリ]\bin\rnd.env |
Navigatorサーバのインストールディレクトリの初期値は、C:\NAVISVです。
各ファイルの格納場所は、それぞれ以下の環境変数に定義されています。変更後の格納場所に定義を変更します。
ファイルの種類 | 格納場所を指定する環境変数名 |
---|---|
CSVファイル | RN_FILE_DATA_DIR |
アクセスログ | RN_LOG_DBACCESS |
接続情報ログ | RN_LOG_CONNECTINFO |
作業ファイル | RN_WORKDIR |
拡張辞書ファイル | RN_FILE_META_DIR |
各環境変数の詳細は、“付録A 環境変数リファレンス”を参照してください。
環境設定ファイルを閉じます。
変更後のファイルの格納先ディレクトリを作成します。
環境設定ファイルに必要な環境変数と設定値が正しく定義されていることを確認するため、環境チェックコマンド「rn_envcheck」を実行します。環境チェックコマンド「rn_envcheck」の詳細は、“付録B コマンドリファレンス”を参照してください。
注意
各ファイルおよびファイルの格納先ディレクトリの権限は変更しないでください。
Navigatorで利用する各種ファイルの格納場所に、ネットワークドライブで接続されたドライブ上のディレクトリを指定することはできません。