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Interstage Navigator ServerV9.6.0 DBレスシステム構築ガイド
FUJITSU Software

5.2.2 結合関係にあるデータでの管理ポイントの作成イメージ

以下のようなマスタテーブルと実データテーブルで結合関係にあるCSVデータを分析するために、分析の視点である管理ポイントを作成します。

機種別での分析の視点を作成する

機種別に売上高や、利益などを集計するために、マスタテーブル「商品コード」、「機種名」からマスタ型管理ポイントを作成します。

ポイント

マスタテーブルが存在する場合は、全値型管理ポイントを利用するより、マスタ型管理ポイントを利用する方が、データを取り出す時の性能が向上します。

より大きなくくりで分析するための視点を作成する

より大きなくくりで分析するために、機種を商品別に分類します。

分類するには、カテゴリ型管理ポイントを利用します。ここでは、カテゴリ型管理ポイント「商品小分類」、「商品中分類」を作成します。

ある視点を階層化することで、より大きなくくりで分析でき、単体ではわかりづらかった傾向などが確認できます。

特定の機種に対しての分析の視点を作成する

全機種ではなく、特定のものを対象に分類します。ここでは、カテゴリ型管理ポイントで、パソコンを対象に、ノードPC、デスクトップPCを作成し、それぞれ対応した機種を分類します。

時間軸を作成する

時間(日付でも可)に関する項目がある場合には、時間軸を作成することができます。

ここでは、取引日を利用して、時間型管理ポイント「年度」、「半期」、「四半期」、「月度」、「日」を作成します。

時間型管理ポイントを作成することで、月別の売上傾向など、時間による推移、傾向などが確認できます。

数値を利用して、範囲別の視点を作成する

売上高、個数や人数など、数値に関する項目を利用して、さまざまな範囲の視点を作成します。

ここでは、売上額を利用して、範囲型管理ポイント「価格帯」を作成します。

価格帯を作成することで、どの価格帯の商品が売れているのか、売上の傾向などが確認できます。